音楽性・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 14:26 UTC 版)
ウィキメディア・コモンズには、カーク・ハメットに関連するカテゴリがあります。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第11位、2011年の改訂版では削除された。 メタリカのレパートリーの多くで、ギターソロにおいてワウペダルを用いている。メタリカ自体の音楽性の変遷にも関わらず、自身は一貫してキャッチーなプレイを貫いてきた。 レコーディング時は、正確かつスピーディーなリフ、メロディアスなソロを奏でるものの、ライブではプレイにムラがあり、ジェイムズのリフワークとは裏腹なリズムのズレやミスピッキングが散見されるステージも多い。若かりし頃はレコーディング時のプレイを忠実に再現するよう努めていたが、年を重ねる毎にそうしたこだわりは薄れ、曲のコード進行やスケールから故意に外したアドリブをギターソロに組み込んだりと、自由で伸び伸びとしたプレイスタイルをとるようになった。 嗜好する音楽は、メタルのみに固執することなく、ロバート・ジョンソンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなブルース、ジョン・コルトレーンやチェット・ベイカー等のジャズ、デヴィッド・ボウイ、エイドリアン・ブリューやレディオヘッドといった前衛性の強いアーティストを愛好する等、懐の深い音楽面の影響がフレーズの端々から現れる。彼のギターテクニックや音楽性は、正にこれらの懐の深さから作られたといえる。
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