障がい者カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:30 UTC 版)
新潟交通グループでは障がい者の運賃割引制度を実施しており、障がいの種別・等級によって大人・小人とも30〜50%の割引を受けることができる。これまでバスカード・りゅーと利用の場合は降車時の運賃精算の際、乗客は障がい者手帳等の証明書を運転士に提示し、運転士はそれを確認した上で割引適用のため精算機を操作し、機器の適用が完了した段階で乗客が通常の精算操作を行う必要があり、概要で記したように降車に時間を要すケースも発生していたが、2012年3月16日の定期券サービス開始と同時に、障がい者割引適用分の運賃を自動精算できる「障がい者カード」の発行を開始した。 一般カード・子どもカードとも発行可能で、通常のカードと同様に定期券データも追加できる。いずれも記名式で、新潟交通グループの取扱窓口でのみ発売している。新規購入の他、既に一般カード・子どもカードを所有している場合でも取扱窓口で手続きを受ければ切り替えることができる(手数料は無料)。カードの有効期限は1年間で、1年毎に取扱窓口での更新手続きが必要となる。券面には名義人の氏名・性別・割引種別(一般カード・通勤定期各種・大人運賃の通学定期各種の場合は【一般割】、子どもカード・子ども運賃の通学定期各種の場合は【子ども割】)と、有効期限が記載されている。なおバス乗車の際には運転士が身分確認を求めることがあるため、カード利用の場合でも障がい者手帳などの証明書類を携行する必要がある。 購入時に氏名・住所・電話番号・生年月日・性別等の登録と併せ、障がい者手帳・証明書など割引対象者であることの確認ができる書類の提示が必要。紛失時には紛失登録の手続きを行えば再発行することができる。但し紛失登録時には再発行手数料(障がい者カード210円、定期券各種520円)、デポジット500円が別途必要となる。上記の通り、1年毎に取扱窓口での更新手続きが必要で、その際にも障がい者手帳・証明書など書類の提示が必要となる。 子どもカードの利用期限は通常の子どもカードと同様、小学校卒業までだが、中学校進学後に一般カードへ切り替える場合の手続きも上記同様である。なおカードの発行対象は本人のみで、介護人は対象外となる。障がいの種別・等級などによって割引適用対象や割引率が異なり、必要となる証明書類も異なるが、これらに関する案内は新潟交通のホームページに掲載されている。
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