関係神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 04:28 UTC 版)
節内の全座標を示した地図 - OSM節内の全座標を出力 - KML 表示 住吉大社 住吉神社(式内社に限定)の分布 『延喜式』神名帳には、次に示すような住吉神の関係社が各地に確認される。 延喜式比定社備考国郡社名格社名所在地座標陸奥国磐城郡 住吉神社 小 住吉神社 福島県いわき市小名浜住吉 位置 播磨国賀茂郡 住吉神社 小 (論)住吉神社 兵庫県加東市上鴨川 位置 (論)住吉神社 兵庫県加東市下久米 位置 (論)住吉神社 兵庫県小野市垂井町 位置 長門国豊浦郡 住吉坐荒御魂神社三座 並名神大 住吉神社 山口県下関市一の宮住吉 位置 長門国一宮 筑前国那珂郡 住吉神社三座 並名神大 住吉神社 福岡県福岡市博多区住吉 位置 筑前国一宮 壱岐島壱岐郡 住吉神社 名神大 住吉神社 長崎県壱岐市芦辺町住吉東触 位置 対馬島下県郡 住吉神社 名神大 (論)住吉神社 長崎県対馬市美津島町鶏知 位置 (論)住吉神社 長崎県対馬市美津島町鴨居瀬 位置 これらの社の分布には朝鮮航路との関連が指摘される。特に分布の背景として、住吉神がヤマト王権の国家的機関に位置づけられたことから、王権によって航路の各要所に住吉神が配置されたとする説もある。なお陸奥国の社については、蝦夷追討との関連が推測される。 また『住吉大社神代記』では、住吉大神の宮は9箇処にあるとして、「摂津国住吉大社四前」のほか8箇処が次のように記載される。 住吉大社神代記比定社備考社名所在地摂津国西成郡座摩社二前 坐摩神社 大阪府大阪市中央区久太郎町 古代に住吉大社勢力下にあったかは確かでない 摂津国菟原郡社三前 本住吉神社 兵庫県神戸市東灘区住吉宮町 播磨国賀茂郡住吉酒見社三前 住吉神社 兵庫県加西市北条町北条 長門国豊浦郡住吉忌宮一前 住吉神社 山口県下関市一の宮住吉 いずれか一社または両社一体を指したか 忌宮神社 山口県下関市長府宮の内 筑前国那珂郡住吉社三前 住吉神社 福岡県福岡市博多区住吉 紀伊国伊都郡丹生川上天手力男意気続々流住吉大神 (不明) 大唐国一処住吉大神社三前 (不明) 古代に国外に住吉神社が祀られた事実は無い 新羅国一処住吉荒魂三前 (不明) 『住吉大社神代記』では、以上に続けて部類神・子神として多くの神々が記載されるが、その内容については疑義が強い。 その後、後世には全国各地で分祠の住吉神社が祀られている(大社側では全国に2,000社以上とする)。 住吉神社(播磨国賀茂郡式内社論社) 住吉神社(播磨国賀茂郡式内社論社) 住吉神社(長門国豊浦郡式内社) 住吉神社(筑前国那珂郡式内社) 住吉神社(壱岐島壱岐郡式内社) 住吉神社(対馬島下県郡式内社論社)
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