関連社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/04 09:11 UTC 版)
古代からの神祇官の祭祀は、応仁の乱頃までには完全に廃絶している。宮中諸神では、大御巫の祀る8神の祭祀は神殿(宮中三殿の1つ)に継承されているが、座摩神含む他の諸神もこの神殿の「天神地祇」のうちに含まれると考えられる。 京都では、福長神社(京都府京都市上京区)が座摩5神のうち福井神・綱長井神の後継社であると伝える。この福長神社は、天正年間(1573年-1592年)頃に現在地に遷座したという。 また、関連社としては坐摩神社(大阪府大阪市中央区)が知られる。坐摩神社神主の渡辺家の伝承では、この家から座摩巫を出したという。この坐摩神社は難波宮での座摩神祭祀に関係する神社と見られ、同じく宮中奉斎神のうちの生島神・足島神を祀る生國魂神社(大阪府大阪市天王寺区)の存在と併せ、朝廷による難波の重要視の様子が指摘される。 以上のほか、足羽神社(福井県福井市)では5神を「大宮地の霊」として祀る。そのため、かつては「福井」という地名を福井神に由来すると見る説があった(現在では「福居」に始まり「福井」に改まったとされる)。
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