住吉大社神代記
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『住吉大社神代記』(すみよしたいしゃじんだいき)は、古より住吉大社に伝来し、その由来について述べた古典籍。全1巻、719行。古代史研究の上で重要な文献の1つである。重要文化財(国指定)である。
- 1 住吉大社神代記とは
- 2 住吉大社神代記の概要
- 3 関連書
住吉大社神代記
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住吉大社に伝わる神宝のうち最も有名なものとして、『住吉大社神代記』(すみよしたいしゃじんだいき)がある。住吉大社司の解文の形で住吉大社の縁起・神宝・社領などを記した古文書で、天平3年(731年)7月の奥書を持つが、実際には平安時代前期以降の作とする説が有力視される。内容には『日本書紀』・『古事記』と同様の伝承に加えて、他の文書には見られない独自所伝も記載するため、数少ない古代史料・上代史料の一つとして重要視される(詳細は「住吉大社神代記」を参照)。 この住吉大社神代記の文献上初見は寛喜2年(1230年)で、その際も含め中世期の土地相論では神代記の記述が持ち出された。その後は神宝として第一本宮に秘蔵され門外不出とされていたが、明治頃から内容が公開された。現在原本は「住吉神代記」として国の重要文化財に指定されている。
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