開発B研
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 02:17 UTC 版)
有名クリエイターを部長に据え、そのカリスマによって団結していた開発部門。しかし、部長の意思伝達が混乱した結果、部内が三つの派閥に分かれ冷戦状態に陥っている。モデルはシェンムーやバーチャファイターシリーズで知られるセガAM2研。『セガガガ』と同様に沖方がシナリオを書いた『シェンムー』の開発時の様子を風刺している。 B研部長 声 - 稲田徹 B研の責任者。セガの成長を支えた伝説的な開発者だが、完璧主義ゆえに「究極のリアルゲーム」開発に多大な労力を注いだ果てに、効率的な指示を出すためにマシンに篭ったきり姿を現さなくなってしまった。 本編中ではシルエットでしか登場しない。モデルはSEGA-AM2の部長だった鈴木裕。 月組リーダー B研内に存在する3つの派閥のうち、RPGに固執するグループの長。3派閥の中では穏健派であり、B研を訪れた主人公と最初に交渉を行う。なお、本作品では「RPG」という単語が登場するたび「『R.P.G』は(株)バンダイの登録商標です。」という文章が差し挟まれるため、彼が関わる発言は妙にうっとうしくなる。 星組リーダー 3つの派閥のうち、グラフィックと美麗なムービーに凝るグループの長。猜疑心が強く、主人公のことも自分の作品を狙うスパイではないかと疑っており、なかなか話し合いに応じない。 花組リーダー 3つの派閥のうち、対戦型格闘ゲームを重んじるグループの長。自らも熟練の格闘家である。花組は他の二組と比較しても極端な閉鎖主義を取っている。 ラマン B研月組に所属するスタッフで、フラグマンの弟。顔に「L」の一文字をプリントした全身タイツと、頭に立ったアンテナが特徴。B研内のLANを管理しているところから「ランニングマン」略してラマンと呼ばれる。兄からの連絡を受け、混迷したB研を打開するべく主人公に協力する。B研が分断される前はプランニングマンであった。 デプロ 元B研プログラマー。プログラム研究が高じてデプログラム(脱洗脳術)まで習得してしまったことからこの名で呼ばれる。花組に所属し、花組リーダーから格闘技の必殺技まで授けられていたが、現在は退社して秋葉原で働いている。 ヒップホップシステム 元ネタはポップアップ。『ゲームクリエイター列伝 バーチャファイターを創った男たち』における、「鈴木裕は夢の中でプログラムに対する完璧な答えがポップアップして見える」というエピソードから。元々は鈴木の愛車であったフェラーリ・F355を出す予定であったが、フェラーリ側の承諾料との兼ね合いから鈴木の好物であった伊勢海老に変更されている。ただし、フェラーリのクラクションや排気音、スキール音はそのまま残されている。
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