長江流域の「倭族」とは? わかりやすく解説

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長江流域の「倭族」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 05:21 UTC 版)

倭人」の記事における「長江流域の「倭族」」の解説

倭・倭人日本列島限定しない広範囲にわたる地域包括する民族概念として「倭族」がある。鳥越憲三郎の説では倭族とは「稲作伴って日本列島渡来した倭人、つまり弥生人祖先同じくし、また同系の文化共有する人たちを総称した用語」である。鳥越『論衡』から『旧唐書』にいたる史書における倭人記述読解し長江揚子江上流域四川雲南貴州各省にかけて、複数倭人王国があったと指摘した。その諸王国は例えば『史記』にある国名でいえば以下の諸国である。滇(てん)夜郎貴州省赫章県比定され、現在はイ族ミャオ族ペー族回族などが居住)、昆明、且(しょらん)、徙(し)、キョウ都現在の揚州市邗江区比定)、蜀、巴(重慶市)など。鳥越倭族起源地雲南省の湖滇池滇池)に比定し、水稲人工栽培成功したとし、倭族一部日本列島移住し、また他の倭族分岐していったとした。分岐した比定される民族には、イ族ハニ族古代での和夷に比定。またタイではアカ族)、タイ族ワ族ミャオ族カレン族ラワ族などがある。これらの民族間では高床式建物貫頭衣注連縄などの風俗共通するとしている。 この倭族論は長江文明母体にした民族系統といってよく、観点異なるが環境考古学安田喜憲長江文明論などとも重なっている。

※この「長江流域の「倭族」」の解説は、「倭人」の解説の一部です。
「長江流域の「倭族」」を含む「倭人」の記事については、「倭人」の概要を参照ください。

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