長期低迷期へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 13:07 UTC 版)
「ゴールデンステート・ウォリアーズ」の記事における「長期低迷期へ」の解説
以後のウォリアーズの成績は、リーグでは中堅ないし弱小のチームとして推移していった。1970年代末期から1980年代の期間は、ロバート・パリッシュやバーナード・キング、ワールド・B・フリーなど有名な選手を擁していたが、プレーオフに進出できないシーズンが続いた。 ウォリアーズが脚光を浴びるのは、ドン・ネルソンが監督に就いた80年代末以降だった。得点力の高いクリス・マリン、ミッチ・リッチモンド、ティム・ハーダウェイは、3人の頭文字から人気ラッパーになぞらえて「ラン・TMC」と呼ばれ、ウォリアーズはリーグで最も点を取るチームになった。チーム成績が50勝以上のシーズンもあったがプレーオフでは勝ち切れず、ネルソンは1995年にチームを去った。 その後のウォリアーズはさらに低迷を続けた。チームのエースだったラトレル・スプリーウェルがP・J・カーリシモ監督に首絞めを加えた悪名高い事件はこの時期に起き、1999年にスプリーウェルはジョン・スタークスらと交換でニューヨーク・ニックスに放出された。 1998年のNBAドラフトでアントワン・ジェイミソン、2001年のNBAドラフトでジェイソン・リチャードソン、トロイ・マーフィー、ギルバート・アリーナスを獲得したが、アリーナスとチーム再建の柱として期待されたジェイミソンは2003年にダラス・マーベリックスに放出され、アリーナスはワシントン・ウィザーズに移籍した。2004年にマリンがウォリアーズの副社長に昇格し、トレードでバロン・デイビスなどのスター選手を獲得したものの、ドン・ネルソンがチームを離れた1995年以降はプレーオフに進出できないシーズンが続いていたが、ネルソンがHCに復帰した2007年に13シーズンぶりにプレーオフ進出を果たし、プレーオフ1回戦で、ダラス・マーベリックスを相手に7試合制導入後初めてとなる第8シードチームが第1シードチームに勝つ快挙を成し遂げた。 2008-2009シーズンは、バロン・デイビスがロサンゼルス・クリッパーズに移籍し、ドラフトではアンソニー・ランドルフを全体14位指名で獲得した。デイビスの穴を埋めるために、コーリー・マゲッティ、ロニー・トゥリアフを獲得し、モンタ・エリス、アンドリス・ビエドリンシュらを引き止めた。しかしエリスが怪我で離脱するなど結局29勝53敗でシーズンを終えた。
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