バーナード・キング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 05:02 UTC 版)
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テネシー大学でのキング
(1976年) |
|
基本情報 | |
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国籍 | ![]() |
生年月日 | 1956年12月4日(68歳) |
出身地 | ![]() |
身長 | 201cm (6 ft 7 in) |
体重 | 93kg (205 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | フォート・ハミルトン高等学校 |
大学 | テネシー大学 |
NBAドラフト | 1977年 / 1巡目 / 全体7位[1] |
ニューヨーク・ネッツから指名
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プロ選手期間 | 1977年–1993年 |
ポジション | SF |
背番号歴 | 22, 30 |
経歴 | |
1977–1979 | ニュージャージー・ネッツ |
1979–1980 | ユタ・ジャズ |
1980–1982 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
1982–1987 | ニューヨーク・ニックス |
1987–1991 | ワシントン・ブレッツ |
1993 | ニュージャージー・ネッツ |
受賞歴 | |
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NBA通算成績 | |
得点 | 19,655 (22.5 ppg) |
リバウンド | 5,060 (5.8 rpg) |
アシスト | 2,863 (3.3 apg) |
Stats Basketball-Reference.com
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バスケットボール殿堂入り選手 (詳細) |
バーナード・キング(Bernard King, 1956年12月4日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード。1980年代のNBAを代表するスコアラーの1人で、1985年に得点王を獲得した。2013年にバスケットボール殿堂入り。
弟のアルバート・キングもNBAで534試合に出場した。
キャリア
テネシー大学出身。1977年のNBAドラフト全体7位でニューヨーク・ネッツに指名されて入団した。チームはその数ヵ月後ニュージャージー州に移転してニュージャージー・ネッツとなった。1年目の1977-1978シーズン、彼はチーム記録となる1909得点(1試合平均24.2得点)をあげた。その後1983-1984シーズンには自己の記録を更新する2027得点をあげて2年連続でオールNBAファーストチームに選ばれた。
1984年1月31日の試合で彼はNBAでは1964年以来の記録となる2試合連続で50得点以上をあげる快挙を達成した。1月30日のサンアントニオ・スパーズ戦で23本中20本のシュートを決めフリースロー10本を成功し50得点をあげていた彼は31日の試合では28本中20本のシュートを決めフリースロー10本を成功し50得点をあげチームはロードで連勝した。1984年12月25日の試合では60得点をあげて史上10人目となる1試合60得点以上をあげた選手の仲間入りを果たした。キャリアのピークを迎えていた[1]彼は1985年3月23日にカンザスシティで行われたカンザスシティ・キングスとの試合で右ひざの前十字靭帯を損傷し翌1985-1986シーズンも全休した。復帰後6試合で平均22.6得点をあげたものの爆発的な得点力を失った彼は1987年シーズン終了と共にニックスから放出されワシントン・ブレッツに移った。ブレッツに移ってから彼は年ごとに平均得点を回復させ1991年にはNBAオールスターゲームに6年ぶり4度目となる出場を果たした。その後ネッツに復帰した彼は1993シーズン終了と共に現役を引退した。通算874試合に出場、19665得点(1試合平均22.5得点)で現役引退時点では歴代16位の得点であった。彼よりも少ない出場試合数で通算得点が多いのはジョージ・ガービン、ボブ・ペティット、エルジン・ベイラーのみであった。
2006年のNBAオールスターゲームの際にTNTのマーブ・アルバートによって10年前の1996年に選出されたNBA50周年記念オールタイムチームに次ぐ10人の1人にあげられた[2]。
2007年2月13日、テネシー州ノックスビルのトンプソン=ボーリング・アリーナ(テネシー大学の本拠地)で行われたケンタッキー大学(NCAAの強豪だが彼の在学中チームは対戦成績で史上2位の5連勝を果たしている。)との試合の際に彼の背番号53番が大学初の永久欠番となるセレモニーが行われた(後に彼のチームメートのアーニー・グランフェルドの背番号も永久欠番となった。)[3]
2013年バスケットボール殿堂入り。
個人成績
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
リーグリーダー |
NBA
レギュラーシーズン
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1977–78 | NJN | 79 | — | 39.1 | .479 | - | .677 | 9.5 | 2.4 | 1.5 | .5 | 24.2 |
1978–79 | 82 | — | 34.9 | .522 | - | .564 | 8.2 | 3.6 | 1.4 | .5 | 21.6 | |
1979–80 | UTA | 19 | — | 22.1 | .518 | --- | .540 | 4.6 | 2.7 | .4 | .2 | 9.3 |
1980–81 | GSW | 81 | — | 36.0 | .588 | .333 | .703 | 6.8 | 3.5 | .9 | .4 | 21.9 |
1981–82 | 79 | 77 | 36.2 | .566 | .200 | .705 | 5.9 | 3.6 | 1.0 | .3 | 23.2 | |
1982–83 | NYK | 68 | 68 | 32.5 | .528 | .000 | .722 | 4.8 | 2.9 | 1.3 | .2 | 21.9 |
1983–84 | 77 | 76 | 34.6 | .572 | .000 | .779 | 5.1 | 2.1 | 1.0 | .2 | 26.3 | |
1984–85 | 55 | 55 | 37.5 | .530 | .100 | .772 | 5.8 | 3.7 | 1.3 | .3 | 32.9* | |
1985–86 | ||||||||||||
1986–87 | 6 | 4 | 35.7 | .495 | --- | .744 | 5.3 | 3.2 | .3 | .0 | 22.7 | |
1987–88 | WAS | 69 | 38 | 29.6 | .501 | .167 | .762 | 4.1 | 2.8 | .7 | .1 | 17.2 |
1988–89 | 81 | 81 | 31.6 | .477 | .167 | .819 | 4.7 | 3.6 | .8 | .2 | 20.7 | |
1989–90 | 82 | 82 | 32.8 | .487 | .130 | .803 | 4.9 | 4.6 | .6 | .1 | 22.4 | |
1990–91 | 64 | 64 | 37.5 | .472 | .216 | .790 | 5.0 | 4.6 | .9 | .3 | 28.4 | |
1991–92 | ||||||||||||
1992–93 | NJN | 32 | 2 | 13.4 | .514 | .286 | .684 | 2.4 | .6 | .3 | .1 | 7.0 |
通算 | 874 | 547 | 33.7 | .518 | .172 | .730 | 5.8 | 3.3 | 1.0 | .3 | 22.5 | |
オールスター | 4 | 1 | 21.0 | .474 | --- | .692 | 4.3 | 2.3 | .8 | .5 | 11.3 |
プレーオフ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1979 | NJN | 2 | — | 40.5 | .500 | - | .417 | 5.5 | 3.5 | 2.0 | .0 | 26.0 |
1983 | NYK | 6 | — | 30.7 | .577 | .333 | .800 | 4.0 | 2.2 | .3 | .0 | 23.5 |
1984 | 12 | — | 39.8 | .574 | .000 | .756 | 6.2 | 3.0 | 1.2 | .5 | 34.8 | |
1988 | WAS | 5 | 4 | 33.6 | .491 | --- | .810 | 2.2 | 1.8 | .6 | .0 | 13.8 |
1993 | NJN | 3 | 1 | 8.0 | .571 | --- | --- | .3 | .0 | .3 | .0 | 2.7 |
通算 | 28 | 5 | 33.4 | .559 | .250 | .729 | 4.3 | 2.3 | .9 | .2 | 24.5 |
個人成績
- オールNBAファーストチーム(1984、1985)
- オールNBAセカンドチーム(1983)
- オールNBAサードチーム(1991)
- NBAオールルーキーファーストチーム(1978)
- 得点王(1985)
- オールスター出場(1982, 1984, 1985, 1991)
- 50得点以上をあげた試合が8回
- 19655得点
- 5060リバウンド
- 2863アシスト
脚注
- ^ 1984-1985シーズン彼は1試合平均32.9得点(NBA歴代21位の記録)をあげていた。
- ^ TNT showcases the NBA's "Next 10" greatest players
- ^ UNIVERSITY OF TENNESSEE RETIRES BERNARD KING'S NUMBER @ UTsports.com
関連項目
外部リンク
- NBA stats @ basketballreference.com
- Bernard King bio @ NBA.com
- "The Incandescent King" @ ニューヨーク・タイムズ
固有名詞の分類
アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手 |
ウェイン・シミエン ディック・バーネット バーナード・キング ロバート・オーリー ロナルド・マレー |
ニューヨーク・ニックスの選手 |
ミルサド・テュルクジャン ディック・バーネット バーナード・キング マチェイ・ランペ ジム・マクミリアン |
ゴールデンステート・ウォリアーズの選手 |
ジョン・スタークス ジェフ・マリンズ バーナード・キング アンドリス・ビエドリンシュ ニック・バン・エクセル |
ニュージャージー・ネッツの選手 |
易建聯 ディケンベ・ムトンボ バーナード・キング リチャード・ジェファーソン ラモンド・マレー |
ユタ・ジャズの選手 |
トム・チェンバース ジョン・スタークス バーナード・キング モーリス・ウィリアムズ ピート・チルカット |
ワシントン・ブレッツの選手 |
オースティン・カー フィル・シェニエ バーナード・キング エルヴィン・ヘイズ クリス・ホイットニー |
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