鉱業・エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:55 UTC 版)
詳細は「ラオスの鉱業(英語版)」を参照 ラオスの鉱業資源は未開発な段階にある。例えば、肥料の原料などに利用できるカリ岩塩の大規模な鉱床が発見されており、面積は30km2に及ぶ。スズ鉱床の埋蔵量は100億トンに及ぶと見積もられている。アンチモン、硫黄、金、タングステン、鉄、銅、鉛、マグネシウム、マンガンの鉱床も発見されている。 しかしながら、険しい山脈が縦横に広がる国土、未整備な交通インフラなどのため、2003年時点では、石炭(29万トン)、スズ(300トン)、塩(5000トン)に留まっている。唯一開発が進んでいるのは宝石であり、1991年にはサファイアの生産量が3万5000カラットに達した。 ラオスは落差が大きい河川が多い割には人口が少なく、工業の発展が遅れている。このため水力発電所の建設が相次ぎ、タイなどに電力を輸出している。ただ国内の送電網整備が遅れているため、売り先のタイから電力を輸入する矛盾も抱えている。
※この「鉱業・エネルギー」の解説は、「ラオス」の解説の一部です。
「鉱業・エネルギー」を含む「ラオス」の記事については、「ラオス」の概要を参照ください。
- 鉱業・エネルギーのページへのリンク