鉱業の衰退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 15:08 UTC 版)
アメリカ合衆国ではコロラド州、モンタナ州、カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州に多く存在する。ほとんどは、ゴールドラッシュの頃に、金鉱を目当てに集まった者たちによって形成された町であったが、これらの金鉱および採掘作業は鉱業と呼べる産業形態にはおよばず短期的に消耗されるものであったため金鉱が掘りつくされるとほとんどがゴーストタウンと化した。 ナミビアのコールマンスコップは、ダイヤモンド採掘の労働者の居住地として1908年以降に建設されたが、第二次世界大戦後のダイヤモンドの暴落に伴い衰退し、1956年に放棄された。 日本でも、北海道や九州北部の炭鉱跡を中心に同様の元鉱山町が存在する。多くは、大きな都市の一部の集落が廃村になったものであるが、長崎県の端島は採炭のための人工島だったため、島そのものが完全にゴーストタウンと化している(現在は長崎市の一部)。他にも北海道釧路市阿寒町の雄別炭礦(石炭)跡、夕張市の大夕張、北見市のイトムカ鉱山(水銀)、羽幌町の羽幌炭鉱、岩手県八幡平市の松尾鉱山(硫黄)跡、埼玉県秩父市(奥秩父)の秩父鉱山、沖縄県北大東村の沖大東島(ラサ島、燐鉱)などがある。
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