工業の発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 19:09 UTC 版)
19世紀末に幾つかの形態の産業発展がミネソタを変えた。1882年、水力発電所がセントアンソニーの滝に造られ、合衆国でも初期の水力発電の発展となった。1884年にミネソタ州北部のスーダン鉱山の開業で鉄鉱石の採掘が始まった。バーミリオン山脈は、シャルルマーニュ・タワーが資金手当てした探査隊によって調査され、地図化された。もう一つの鉱山町イーリーは1888年のチャンドラー鉱山の設立と共に始まった。その後間もなく、マウンテンアイアンの表土直ぐ下に鉄鉱石が発見されメサビ鉄山が設立された。メサビ・レンジはバーミリオン山脈よりも鉄鉱石の埋蔵量が多く、鉱物が表面近くにあるので容易に採掘できた。その結果メサビ・レンジでは露天掘り採鉱法が発展し、1904年までに111の鉱山が運営された。ミネソタ・マイニング&マニュファクチャリング会社は1902年にミネソタ州トゥーハーバーズに設立され、後にダルース、セントポール、そしてメイプルウッドに移転した。鉄鉱石を製鋼所に運ぶために、ダルース・メサビ鉄山鉄道がアイアンレンジからトゥーハーバーズやスペリオル湖のダルースまで敷かれた。これらの都市では大型の鉱石桟橋が使われて、五大湖を通って東方に運搬するために船積みされた。鉱業によってダルースは小さな町から大きな繁栄する都市に生まれ変わった。1904年、クロウウィング郡のカユナ山地で鉄鉱石が発見された。1904年から採鉱が終わった1984年の間に、1億600万トンの鉄鉱石が採掘された。カユナ山地からの鉄鉱石は相当量のマンガンを含んでおり、その価値を高めた。
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