工業の衰退期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 02:49 UTC 版)
「ルイストン (メイン州)」の記事における「工業の衰退期」の解説
第一次世界大戦後、ルイストン、ニューハンプシャー州のマンチェスター、コネチカット州のウォーターバリー、マサチューセッツ州のフォールリバー、ヘイブリル、ローレンスおよびローウェルのようなニューイングランドの工業都市における繊維産業の利益が上がらなくなった。事業は近代的技術を活かした低コストの動力を求めて南部に移転し始めた。ルイストンの水車技術は水力発電、安い輸送費(綿花の大半は南部から輸送されていた)および南部の安い労働力に敗れてその座を譲っていた。 1950年代後半からは、ルイストンの繊維工場の多くが閉鎖し始めた。このことでルイストンの中心街が次第に荒廃し放棄されていった。中心街にあったウールワース、W・T・グラント、S・S・クレスギー、J.C.ペニーおよびシアーズローバックのようなチェーン店が閉店するか、ルイストンあるいはオーバーン郊外のショッピングモールに移転した。ルイストン市の象徴的存在であり1世紀以上も営業を続けていた4階建ての百貨店B・ペック&Co.が1982年に閉店した。企業と仕事が市内から無くなると市民もそれに続いた。人口は増加を止め、1970年以降は緩りと、1990年代は急速に減少し始めた。
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