鉄道車両のはじまりとは? わかりやすく解説

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鉄道車両のはじまり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 01:45 UTC 版)

鉄道車両の歴史」の記事における「鉄道車両のはじまり」の解説

世界で初めレールの上を走る車両用いられたのは、16世紀ドイツ鉱山においてであるとされている。トロッコのような車両手押しまたは家畜の力での貨物輸送用いられていた。レール車輪木製であった。 この技術イギリス渡り、やはり鉱山での輸送用用いられ次第改良が行われていった1738年カンバーランドにおいて初め鋳鉄利用したレール発明された。ただし木材の上に薄い鉄貼り付けただけのもので、また磨耗しやすいカーブなど一部区間にだけ用いられていた。1750年代になるとすべての区間鋳鉄貼り付けたレール用いることが一般化し1767年にコールブルックデールの製鉄所技師であったリチャード・レイノルズが木材基盤ではなくすべてを鋳鉄作ったレール生産開始した。この時初め脱線を防ぐ目的フランジ使われたが、車輪ではなくレールの側にフランジがついていた。レール両側につばが取り付けられ車輪脱落防いでいたが、車輪とレールがきしみあってうまく走行できず、雨水落ち葉などが溝に溜まるという問題もあった。1776年にベンジャミン・カーがこれを改善して片方のつばを取り除いたL字形レール発明した1789年土木技師ウィリアム・ジェソップが、レールの上面は平らに車輪側にフランジ取り付けた現代でも用いられている形式発明した。これにより列車走行安定して行えようになった。 この時期鉄道は、まだ機械力による動力がなかったため、主に馬が牽引する馬車鉄道であり、鉱山貨物輸送などごく一部輸送手段に留まっていた。

※この「鉄道車両のはじまり」の解説は、「鉄道車両の歴史」の解説の一部です。
「鉄道車両のはじまり」を含む「鉄道車両の歴史」の記事については、「鉄道車両の歴史」の概要を参照ください。

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