鈴木 VS 富永
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 17:46 UTC 版)
「お笑いマンガ道場」の記事における「鈴木 VS 富永」の解説
番組中での鈴木と富永はライバル同士で、回答にかこつけて互いをこき下ろすネタが毎回のように見られた。内容としては以下のようなもの。富永が鈴木を主に「土管に住んでいるやせた貧乏人」として描く。特徴的なモジャモジャ頭は鳥の巣になっていたりする。たまに富永自身が登場して土管に入った鈴木と絡んだり、鈴木とそっくりな妻(常に両胸が露出していた姿で描かれていた)や子供も登場して一緒に土管へ住んだり鈴木と共に行動する絵も描かれる。銭湯の煙突やちくわ(料理番組を題材にしたお題で、「ちくわにはちくわ虫(顔が鈴木の架空の虫)がいることがあるので注意してください」という作品)、廃坑になった鉱山の穴など、土管以外の筒もしくは穴状のものに住んでいる場合もある。怪生物「アホウドリ(実在する同名の鳥ではなく、顔が鈴木の架空の鳥)」や「バカメ(顔が鈴木のカメ)」などとして描かれることもあった。 鈴木が富永を「お化けナマコ」(イラストコンテストも実施された)や「オオサンショウウオ」・「ウスバカカゲロウ」・「タラバカガニ」などの怪生物として描く。また、自身は「西洋の城のような大きな洋館に住み、人の集まる場所で頻繁にお札をばら撒く金持ち」として描き、対比させる形で富永を「よくゴミを漁っている、デブの恵まれない人」として描くこともある。まれにではあるが、富永とそっくりな妻や女装姿を描くこともあった。 富永が鈴木のお金持ちネタを逆手にとって鈴木のばら撒くお金を「800円と書かれた偽札」、鈴木の自宅を「ただのハリボテ」・「テレビドラマ撮影用セットのように持ち運び可能」として描くこともある。 互いに相手を覗き、痴漢などの行為を働く変質者として描く。ほとんどの場合、被害者の女性に成敗されたり警察官に逮捕されるオチが付く。 稀にではあるが、例題の漫画で鈴木と富永がこき下ろされる場合もある。 ネタの後は相手の顔(鈴木は誰にこき下ろされても苦笑、富永は鈴木にこき下ろされた場合には怒り顔、女性レギュラーにこき下ろされた場合は更に顔が険しくなる事が多かった。だん吉については下述。)がズームアップ(マンガを描いている最中の表情がズームアップされる場合や、ネタの後の画面が切り替わった時点で既にズームアップしている場合もある)で映し出される。その後、こき下ろした相手をさらに上回るネタで報復に出ることも多い。また、富永は鈴木や女性レギュラーにこき下ろされた時や鈴木の見栄っ張りネタに対してダメ出しをすることがある一方で、だん吉や女性レギュラーが鈴木をこき下ろしたときにはフォローすることもあった。 番組後期にはだん吉も加わり(巻き込まれ)、鈴木や富永からゴリラとして描かれる一方でだん吉が鈴木を「イヤミな大金持ち」、富永を「いじめられている変態」として描くなど三つ巴のこき下ろし合いに発展した。時には司会者の柏村までもが垂れ目をネタにこき下ろされた。 最末期はさらにエスカレートして富永が鈴木(貧乏人、よだれを垂らす)・だん吉(ゴリラ、鼻水を垂らす)・柏村(垂れ目、涙を落とす)を3人まとめてこき下ろすネタも見られるようになり、3人を「薄馬鹿トリオ」と呼んだこともあった。当然、このときは3人連続でズームアップ映像が流れる。その後、柏村は富永に対してダメ出しをしていた。 鈴木と富永の2人でのいがみ合いはあくまでも番組内でのパフォーマンスであり、実際は数十年来の親友であった(詳細は鈴木義司・富永一朗の項を参照)。
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