重要なルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 23:08 UTC 版)
「ワールド・ソーラー・チャレンジ」の記事における「重要なルール」の解説
レースのほとんどはスチュアート・ハイウェイなどの公道上で行われるので、ソーラーカーは通常の交通ルールを守らなくてはならない。しかしながら、公式レギュレーションには、ドライバーが道路のキャンバーを利用して、最大量の太陽エネルギーを捉えるという特別な記述があった。午後、太陽が西側にあるとき、スチュアート・ハイウェイを南下しているので、道路の右側を走行する方が有利である。もちろん、反対方向を走行する車両が居なければであるが。 最低2人、最大の4人のドライバーを、登録しなければならない。ドライバー(服を含む)の重さが80 kg未満の場合、体重差を無くすためにバラストが加えられる。 運転できる時間は、8:00から17:00までとなっている。適当な宿泊場所(ハイウェイの脇に)を選ぶために、最高10分の間、運転時間を延長することが可能である。そのときに発生した余分な運転時間は、翌日の出発時間を遅らせることで調整される。これ以上の運転時間の延長は1分あたり翌日に2分の出発時間の遅延が義務づけられる。 ルートに沿ったいくつかの地点で、すべてのソーラーカーが30分間止まらなければならない「コントロールストップ」が設定されている。ここでは、停車時間の間に、限られたメンテナンス作業(修理ではなくチェック程度)を行うことが許されている。 バッテリ(二次電池)の容量は、最大でおよそ5キロワット時に相当する重量になるよう、電池の種類ごとに定められている(たとえば2017年大会はリチウムイオン二次電池20 kg、リチウムイオンポリマー二次電池20 kg、リン酸鉄リチウムイオン電池40 kg、リチウム硫黄電池15 kg)。レーススタート時の、バッテリはフル充電された状態でよい。故障以外の状況では、バッテリはレースの間に交換してはならない。しかし、もしバッテリを交換した場合、交換した量に応じたペナルティ時間が加算される。 最大外形寸法5 m×2.2 mの大きさ、ボディ最大幅の半分以上のトレッド幅をもつ4輪のホイールレイアウト、ロールバー装着などを定めたレギュレーションがある。
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