選手および指導者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:54 UTC 版)
「四国アイランドリーグplus」の記事における「選手および指導者」の解説
四国アイランドリーグ時代は、1チームに監督1人、コーチ2人、トレーナー2人、選手25人までで、登録枠外に練習生として選手を保有できた。2008年より、選手登録枠を30人まで拡大した。ただし出場登録可能なのは25人までだった。実際に26人以上の選手を登録して出場登録外の選手が発生したのは、2010年の香川と愛媛が最初である。この当時、リーグ発表の登録選手名簿では、出場登録外の選手には色が塗られて区別されていた。2014年、選手登録枠は出場登録と同じ25人に再度変更され、登録を外れた選手はすべて練習生として扱うことになった。同時に、従来はリーグ発表の選手名簿には非掲載だった練習生が、登録実績のない選手も含めてすべて(色を塗って区別する形で)掲載されるようになった。練習生の保有上限についてはこのシーズンから15人と規定されている。また、練習生は2年を超えてチームに在籍することはできない。 2020年シーズンはベンチ入りできる選手の上限を前年より2人多い27人とし、2021年以降も継続している。 リーグ発足当時の構想では選手の在籍は3年以内という条件があったが、その後の規約の改正により現在は制限はない。発足当時から続けてリーグに所属する選手は、高知の梶田宙が最後の一人となり、2014年シーズンで引退した。2015年シーズン開幕時点の在籍選手では、愛媛の小林憲幸が唯一の初年度経験者で最長キャリア(途中、2008年 - 2009年はNPBの千葉ロッテマリーンズに所属)であったが、2015年シーズン終了後に引退したため、初年度にプレーした経験のある現役選手はいなくなった。 監督・コーチについては原則としてNPB出身者としているが、コーチ1名はリーグで1年以上の在籍経験のある元選手でも可としている。2012年に香川の元選手である近藤智勝がコーチに就任し、NPB在籍経験のない初のコーチとなった。近藤はその後2020年に非NPB出身者としてリーグで初の監督に就任している。2008年11月に制定された取り決めで監督・コーチの選手との兼任が原則として禁じられ、取り決めの制定以前に選手兼任コーチや選手兼任の「監督代行」の事例はあったが、正式な選手兼任監督はリーグ発足以来存在せず、兼任指導者も2009年以来長らく存在しなかった。2016年オフに徳島が兼任コーチとして川上憲伸を招聘する構想を持っていたことが後に報じられており、実現していればリーグで9年ぶりの兼任指導者となっていた。その後、2021年1月に、元東京ヤクルトスワローズの近藤一樹が香川に選手兼任コーチとして入団し、リーグでは13年ぶりの選手兼任指導者となった。2021年シーズンは近藤に続き、元阪神タイガースの伊藤隼太が愛媛の兼任コーチに就任した。これらを受けた2021年の公式戦開催ルールでは「監督及びコーチの兼任選手を認める」と明記され、兼任選手が公式戦に出場する場合は(1チームあたり)1試合1名までとし、事前の選手登録申請を必須とした。2022年の公式戦開催ルールでは、兼任選手の出場枠が「1試合2名」と前年より増やされている(ただしベンチで指揮を執る監督及びコーチは最低2名としている)。 2017年に河原純一が愛媛の監督に就任し、選手兼任の代行監督を除くと、初めてリーグに選手として在籍歴のある監督となった。 指導者としてのキャリアを当リーグでスタートさせ、NPBのコーチに転身した人物として、高山郁夫・森博幸・加藤博人・岡本克道・前田忠節・吉岡雄二がいる。
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