運行系統の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/13 05:24 UTC 版)
この路線の最初の区間は1989年10月29日に開通した。IND側の路線は57丁目駅と21丁目-クイーンズブリッジ駅の間、BMT側の路線は57丁目-7番街駅とレキシントン・アベニュー-63丁目駅の間で開業した。BMT63丁目線は旅客営業には用いられなかった。INDの路線はB系統とQ系統が走り、この時点ではQ系統はマンハッタン橋の修復工事のためにIND6番街線経由で運行されていた。Q系統は21時30分までINDの路線を走り、B系統は深夜と週末に運行した。F系統が1997年まで深夜に運行された。JFKエクスプレス(英語版)は、1990年4月14日に廃止されたためIND路線を運行したのは短期間のみであった。1995年4月から11月まで、マンハッタン橋修理工事の一環として、日中と週末にマンハッタン橋北側の6番街線用線路を閉鎖し、Q系統はこの期間、BMTブロードウェイ線を経由し、レキシントン・アベニュー-63丁目駅の西側でBMT63丁目線からIND63丁目線へ転線し、クイーンズへと運行した。 1997年5月に、IND6番街線経由で63丁目シャトル(英語版)が運行開始し、深夜のF系統を置き換えた。1998年2月22日から1999年5月22日まで、IND路線の建設のために、6番街線と63丁目線を結ぶ系統が運行を中断した。B系統とQ系統は57丁目駅までで打ち切られ、深夜帯のシャトルは運行中止となった。この時期、21丁目-クイーンズブリッジ駅とBMTブロードウェイ線の間で異なるシャトルが常時運行していた。1999年5月22日に、B系統とQ系統が21丁目-クイーンズブリッジ駅に運行を再開した。 2001年7月22日に、マンハッタン橋北側の6番街線の線路が閉鎖された。IND路線経由のB系統とQ系統は、6番街線経由の常時運行シャトルに置き換えられた。2001年12月16日に、INDクイーンズ・ブールバード線への63丁目連絡線が公式に開通し、F系統がIND路線を常時経由するように変更され、シャトルを置き換えて現在の運行系統となった。 2017年1月1日に2番街線の最初の段階が開通し、Q系統(BMTブロードウェイ線経由)が延長され、一部のラッシュ時のN系統の途中駅折り返し列車がBMT63丁目線を経由し北へ2番街線連絡となった。2017年に2番街線が開通する以前は、非常時および他路線の建設工事(前述の1995年および1998年の時期)に伴う迂回を除いては、BMT側路線は旅客営業には用いられなかった。1989年から2016年まで、定期運行には用いられていなかったことから、1995年と1998年を除いて、公式の地下鉄地図(英語版)には掲載されていなかった。2011年以前は、この線路はラッシュ時以外に車両を留置するためにも用いられていた。
※この「運行系統の変遷」の解説は、「63丁目線」の解説の一部です。
「運行系統の変遷」を含む「63丁目線」の記事については、「63丁目線」の概要を参照ください。
- 運行系統の変遷のページへのリンク