ネフライト
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ネフライト(nephrite)は、透閃石-緑閃石系角閃石の緻密な集合[1]。軟玉(なんぎょく)[2]ともいう。
- ^ 松原聰・宮脇律郎 『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』 東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター)
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軟玉
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ホータンは色鮮やかな高品質の軟玉(ネフライト)の産地として有名であり、ホータンの軟玉は「和田玉(羊脂玉)」として知られている。中国で西域の事情が明らかになっていなかった時代、ホータンの軟玉は「禺氏の玉」「崑崙の玉」と呼ばれていた。古代の中国で得られた軟玉はホータンが主産地であり、遊牧民族の月氏によって中国にもたらされていたが、紀元前176年に月氏が匈奴に駆逐されると、彼らの軟玉交易は終わりを迎える。 ホータン近郊のユルンカシュ川の沖積層からは白い軟玉が採れるため、中国では「白玉河」とも呼ばれている。現在では白玉河の軟玉はほとんど採り尽くされているが、年に数kgの良質な軟玉が川の河床から採取されている。夏から秋の間にホータンの南の崑崙山脈の雪解け水が、山地の軟玉を下流のユルンカシュ川とカラカシュ川(中国語で黒玉河)へ押し流し、水流の減った秋になると現地の人間が川に入って河床の軟玉を足で探し出す。夏になると崑崙山脈のマラマス鉱山で軟玉の採掘が行われているが、ユルンカシュ川の玉と比べて品質は悪い。
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