和田玉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 08:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動和田玉(和闐玉、ほーたんぎょく、中国語:和田玉)とは、中国新疆ウィグル自治区のホータン地区(和田地区)で、採取されるヒスイ。前漢の武帝の使者である張騫が発見し献上したとされている。
概要
軟玉(ネフライト)であるが、軟玉の中では比較的硬い。「中国四大玉石」の中でも最高の玉とされ、中国の「国石」とされている。中国四大宝石とは和田玉のほかに、独山玉(河南省)・岫岩玉(遼寧省)・緑松石(湖北省)である。
2008年の北京オリンピックにおいて、オリンピックメダルに金と和田玉が採用されたといわれていたが、実際には埋蔵量の豊富な崑崙玉が採用された。
和田玉の硬度は6.25、屈折率は1.610、比重は2.95である。
和田玉の代表的なものは、乳白色の羊脂玉があるが、ほかに白玉・黄玉・碧玉・墨玉など様々な種類がある。
ホータン地区は、玉の産地として古くから有名で、玄奘三蔵は『大唐西域記』の中で、帰途、ここへ立ち寄ったとされる。「毛織を算出し、糸を紡ぐ。白玉や墨玉を産出する。音楽を尊び、歌劇を愛す。礼節あり、規律ある。文字はインドに似て非なる。王は、毘沙門天の後裔という」と記されている。
現在和田玉は枯渇状態にあり、取引価格が急上昇している。
関連項目
参考文献
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和田玉(手で握り包めるサイズの仕入れ値 850,000円)
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「るべどの奇石」の記事における「和田玉(手で握り包めるサイズの仕入れ値 850,000円)」の解説
stone.10『白玉』に登場。読みはホータンギョク。中国ホータン地区の崑崙山で採取される高級品の白い翡翠。作中では高さ30cmほどの柱状の和田玉を22,000,000円で仕入れ、税込27,300,000円で売っている。相玉の材料を求めて童女の像を作りたい石細工職人の痩せ細った男性にせがまれ、硝子は仕方なく新疆まで買い付けに行き仕入れたが、高価であったため男性は後日店に侵入し和田玉を盗みだす。男性は末期の肺癌で、交通事故で亡くなった娘をモデルにしたヒマワリの童女を作ったが、警察と硝子たちが家宅捜査する三日前に病死しており、すでに美しく彫刻された和田玉の童女を硝子は亡くなった男性の墓に埋蔵しろと言い渡す。
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