軍事国家ボスポラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 07:06 UTC 版)
オリオン腕のほぼ中央に位置するスミルナ星系の第三惑星アナトリアを首星とする。合理的主義者であるケマル・エヴヂミクが大宰相として君臨する。軍事独裁国家でありながら言論の規制されておらず、軍事政権の支持率は八十パーセントを超える。また社会保障制度もかなりの充実ぶりで銀河でも一、二を争う福祉国家ともいえる。治安もよく、女性が夜ひとりで外出しても問題がないという。 銀河腕のひとつであるオリオン腕の三分の二近くを掌中に収め、〈星連〉の本部が置かれた地球も現在支配しているが、これら占領された国家は官僚・貴族による政治の腐敗が進んでいた国で、国民の高い支持率があり政治・社会が安定した国家には手を出していない。 ケマル・エヴヂミク 軍事国家「ボスポラス」の指導者にして大宰相。居城である宮殿(サンテ)は「崇高門(バーブ・アリー)」と呼称される。孤独を好み周囲に人を置かず、また会話も必要最小限のこと以外は口にしない。合理的主義者で能力主義者。 もともと王政を敷いていた帝国は貴族たちなどの特権階級による利権の独占と腐敗により、国力が衰退していた。時の皇帝がケマル・エヴヂミクを改革担当に抜擢したことによりカリスマ性を発揮し、改革の嵐を国家規模で巻き起こし、軍部を味方につけ、軍事クーデターにより政権を奪取、利権にしがみつく官僚と貴族階級を崩壊させた。 スレイマグノル 大宰相の首席武装護衛官(セグバン・ジエデイート)で秘書官。「大宰相の小姓」などと陰口を叩かれている。 ゴトフリート・アンブロージオ 〈思考体〉。立体映像では少年。人類社会との交流を絶った"船団"とは一線を画する一派で、積極的に人類社会に関与しようと目論む。大宰相との同盟を締結し、一派の外交全権大使。
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