警察予備隊・保安隊
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1950年(昭和25年)発足の警察予備隊は管区隊編成(管区総監部及び連隊その他の直轄部隊から成る)を採用し、4個管区隊(第1管区隊は東北南部から名古屋・新潟まで、第2管区隊は東北北部以北、第3管区隊は中部・四国・中国の大部分、第4管区隊は山口及び九州を管轄する)を置いていた。1952年(昭和27年)当時の管区隊の編成は、3個普通科連隊、特科連隊、偵察中隊、施設大隊、補給中隊、通信中隊、武器中隊及び衛生大隊からなる約1万5千人の部隊であった。保安隊時代(1952年10月15日~1954年(昭和29年)には管区隊の数は変更はなかった。 1950年12月以降における各管区隊の編制は下記のとおりである。 管区隊総監部 3個普通科連隊(3,200名)3個普通科大隊 重迫撃砲中隊(107mm重迫撃砲M2×12門) 戦車中隊(M24軽戦車×22両; 1951年5月に創設) 管理中隊 衛生中隊 特科連隊3個直接支援大隊(それぞれ105mm榴弾砲M2×18門) 1個全般支援大隊(155mm榴弾砲M1×18門) 偵察中隊 施設大隊 補給中隊 通信中隊 武器中隊 衛生大隊 管区総監には警察監(保安監)または警察監補(保安監補)が充てられた。当時の隊員からは扱いやすい部隊と好評であったという。
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