読者の関与とは? わかりやすく解説

読者の関与

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/15 01:58 UTC 版)

アメリカン・コミックスの読者欄」の記事における「読者の関与」の解説

ジェリー・ベイルズはおそらく、自分愛読するコミックス方向性影響与えられる信じた最初読者であった思われる1960年代初め、ベイルズはDC社に手紙大量に送りつけ、『フラッシュ』や『ジャスティス・リーグ』などで行われていたスーパーヒーロー・ジャンルの再興をさらに広げるアイディア提案した例えば、『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』第4号読者は、ベイルズが様々なペンネーム書いた何通もの長文の手紙で占領されていた。ベイルズは編集者ジュリアス・シュワルツに偽名ばれないように、全米各地から手紙投函するなどあらゆる手を尽くしていた。 その後読者にもっとも活気があった1970年代80年代には、多くコミックシリーズ読者参加積極的に求めるようになっていた。キャラクターコスチュームについて意見や、時には新デザイン投稿募集され読者デザイン実際に用いられた。『トゥーム・オブ・ドラキュラ』や『ヴィジョン・アンド・スカーレットウィッチ』では、主人公もうけた子供の名前が読者から募集された。このようなコンテスト勝者にはそのコミックブック生原稿贈られることが多かった。 『アベンジャーズ』『ジャスティス・リーグ』『リージョン・オブ・スーパーヒーローズのようなチーム物では、どのキャラクター固定メンバーリーダーにするか、もしくは逆にどのキャラクター除名するかがファン投票によって決定された。1970年代マーベル社の読者多くでは、読者からの感想重んじられているということ強調されていた。たとえば、『パワーマン』第24号(1975年4月)では以下のようなメッセージ描かれた。「我々は毎号毎号ヒット作作れるわけじゃないときにはストーリーに穴があったり、単にいまいちだったりする。そういうわけで君たち送ってくれるこういうコメント重要なんだ。… だから諸君君たち投稿無意味だなんて言われても耳を貸さないでくれ。我々の雑誌には投稿不可欠なんだ」 そのほか1980年代から、新創刊されタイトル早期ファン層を築くため、尊敬受けているレターハック後述)たちにプレビュー号を提供して発売前から手紙を送るよう乞うことも行われたまた、そうそうあることではないが、熱心なファン集団出版社の総編集長発行人手紙送ったことで、売れ行きの悪いタイトル打ち切りから救われたこともあった[要出典]。

※この「読者の関与」の解説は、「アメリカン・コミックスの読者欄」の解説の一部です。
「読者の関与」を含む「アメリカン・コミックスの読者欄」の記事については、「アメリカン・コミックスの読者欄」の概要を参照ください。

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