認定方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 15:13 UTC 版)
ギネス世界記録に認定されるには、記録に挑戦する前にギネス世界記録の 公式サイト から記録挑戦の申請をする必要がある。日本からの申請に関しては、ギネスワールドレコーズジャパンのサイト から、自分の住所や名前、電話番号、記録の内容、挑戦方法、理由、挑戦する日などを書く。個人による申請には「無料サービス」と有料の「優先サービス」の2つがある。無料申請の場合には返答までに約3ヶ月の期間が必要となり、一方で優先サービスを使用した場合は、約10営業日で連絡がくることになっている。組織が申請をする場合には、「法人申請」という申請方法があり、挑戦記録カテゴリーについての相談に乗ってもらえる。なお、有料サービスの利用は、申請内容に対する審査自体に影響を及ぼすものではない。 申請内容が認められた場合は、ギネスワールドレコーズから記録挑戦のためのルールが記載された「ガイドライン」などの必要書類が送られてくる。その後、記録に挑戦した内容を写真およびビデオ、書類などでわかりやすく収め、それをメールまたは郵便でギネスワールドレコーズに送る。公式認定員に記録挑戦の場に来るよう依頼することもできるが、派遣費用および移動費、宿泊費などの費用は挑戦者の負担となる。2020年現在、ギネスワールドレコーズジャパンにも公式認定員8人が駐在している。そのため、日本においては比較的容易にその場での審査を依頼し、挑戦直後に結果を知ることが可能となっており、テレビ番組などで予め記録達成が想定される場合は収録スタジオや会場に公式認定員が立ち会う事例も少なくない。その後、記録が認められればギネスワールドレコーズから認定証が届けられる。なお、公式認定員を呼ぶことで厳しい審査基準が変更されることがないのは、有料申請と同様である。 ギネスワールドレコーズには毎年約6万件もの応募があるため、新しい記録カテゴリーとして認められるものは応募の総数からいえばわずかである。無料申請をした場合は、返答を受け取るまでに時間がかかるものの、ギネスワールドレコーズでは応募者に対して必ず返事を送ることになっている。また、本来申請は達成した側自身が行うこととされているが例外も存在し、例として吉田沙保里の功績(五輪及び世界選手権における連勝記録)における認定は、吉田本人による申請ではなく、ギネスワールドレコーズ側からの働きかけで認定へと至ったものである。
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