執筆者再認定方法
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1996年(平成8年)に、大妻女子大学比較文化学部教授の井田進也が『福澤諭吉全集』収録の「時事新報論説」に福澤執筆以外のものがあることを初めて指摘した。井田は引き続き『思想』や『近代日本研究』、『福沢手帖』などに関連する論文を発表し、2001年(平成13年)12月に発行された『歴史とテクスト』にまとめられた。井田の執筆者再認定方法は「井田メソッド」と呼ばれている。それは、まず執筆者が執筆したことが確実な論説を収集し、執筆者に特有の語彙や言い回し、単語、熟語などの表現を選び出し、その表現を無署名論説の文章の表現と比較し、どの程度表現に合致するかどうかを判定し、合致する順番でAからEまでのレベルに分類するものである。
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