試合までの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 03:24 UTC 版)
ブラジル開催のFIFAワールドカップは1950年大会以来2回目で、ブラジル代表はこれまでに5回の優勝を飾っている。ドイツ代表は西ドイツ時代に3回優勝しているが、東西統一後は24年間優勝していない。ブラジルが準決勝に進むのは2002年大会以来のことで、その時はドイツを破り優勝を果たした。他方、ドイツは大会新記録となる4大会連続の準決勝進出であった。 それぞれの準決勝までの道のりを見ると、ブラジルはクロアチア、メキシコ、カメルーンと同組のグループAに入り、2勝1分けの1位で突破を決めた。決勝トーナメントは一回戦のチリにPK戦の末に勝利し、準々決勝ではコロンビアに2-1で勝利した。ドイツはポルトガル、ガーナ、アメリカと同組のグループGに入り、同じく2勝1分けの1位で突破を決めた。決勝トーナメントは一回戦のアルジェリアと対戦して延長戦の末に2-1で勝利し、準々決勝ではフランスに1-0で勝利した。ブラジル、ドイツの両チームはこれまでに21回対戦していたが、ワールドカップでの対戦は史上2回目で2002年大会決勝以来のことで、そのときはロナウドの2得点でブラジルが勝利している。 ブラジルのキャプテンのチアゴ・シウヴァがコロンビア戦でイエローカードを貰い、ドイツ戦は累積警告のため出場停止となった。これに対し、ブラジルサッカー連盟が処分を取り消すよう国際サッカー連盟に求めたが変更はなかった。また、エースのネイマールも同じコロンビア戦で脊椎を骨折し残り試合の出場は不可能となった。ダンテとベルナルジがそれぞれチアゴ・シウヴァとネイマールの代わりに先発出場し、ルイス・グスタヴォが累積警告による出場停止から復帰した。一方、ドイツは準々決勝からのメンバー変更は無かった。 ブラジルのGKジュリオ・セザールとチアゴ・シウヴァに代わりキャプテンを務めるダヴィド・ルイスがブラジルの国歌斉唱の際にネイマールのユニフォームを掲げ、ネイマールに声援を送った。
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