試合シーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:29 UTC 版)
「ロッキー・ザ・ファイナル」の記事における「試合シーン」の解説
過去のシリーズでも、ボクシングシーンで演技に熱が入るあまりパンチが本当に当たってしまうことは珍しくなかった。しかし本作では、さらにリアルさを追求し実際に殴り合う撮影方針を取ったため、スタローンは現役プロボクサーの本気のパンチを受けることになり、何度も失神しそうになったという。一方のターバーは、スタローンの映画作りに対する執念と、年齢不相応な肉体から繰り出されるパンチの威力に驚いたと語っている。 ロッキーとディクソンの試合シーンの撮影に当たっては、ブッキングなどの都合で相応しい舞台が見つからず、ロケ地の獲得が難航していた。その過程でスタローンは、HBO(アメリカのテレビ局)がバーナード・ホプキンスとジャーメイン・テイラーの試合のプロデュースを計画していることを知り、それを活用しようと提案しHBOもそれを承諾。そしてホプキンスとテイラーの試合直前に、実際の会場で試合を観戦に来た観客を前に撮影が行われた。 実際のボクシングの試合を観にきた大観衆の前での撮影だったため、スタローンはロッキーが登場する時、ブーイングや野次が飛ばないかと心配していたが、いざ撮影が始まりロッキーが入場したところ、観客はスタッフが指示も打ち合わせもしていないにも関わらず大歓声で迎え、ロッキーコールまで巻き起こった。後にスタッフが語ったところによると、「このすぐ後にプロ(ホプキンスとテイラー)のマッチがあったけど、ロッキーの歓声が何万倍も大きかったよ」という。
※この「試合シーン」の解説は、「ロッキー・ザ・ファイナル」の解説の一部です。
「試合シーン」を含む「ロッキー・ザ・ファイナル」の記事については、「ロッキー・ザ・ファイナル」の概要を参照ください。
- 試合シーンのページへのリンク