累積警告による出場停止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 15:35 UTC 版)
「Jリーグにおける選手の出場諸条件」の記事における「累積警告による出場停止」の解説
当該大会の直近1試合が出場停止となる。ただし、同一の大会において、累積警告による出場停止が2回目以降の場合は、当該大会の直近2試合が出場停止となる。 Jリーグでは、出場停止となる累積警告の回数は、大会ごとの各チームの試合数によって異なり、9試合以下の場合は2回、10試合以上19試合以下の場合は3回、20試合以上の場合は4回で、直近の試合が出場停止となる。したがってJ1、J2、J3の各リーグでは4回、ナビスコ杯では2回にそれぞれ達した場合、それぞれの大会の直近の1試合が出場停止となる。J1は2004年度まで2ステージ制を採用していたため、累積警告3回で出場停止となっていた。2005年度から2014年度までは1シーズン制を採用していたため、累積警告4回で出場停止となっていた。2015年度からは再び2ステージ制が採用されたため、累積警告3回で出場停止となっていた。 なお、2ステージ制において、前述の通り1stステージと2ndステージはそれぞれ別大会扱いとしているため、1stステージの累積警告は2ndステージに持ち越さない。また、1stステージ最終節で累積3回目の警告を受けても、その後に退場処分を受けない限りは、2ndステージ第1節は出場が可能である。 2015年より、ナビスコ杯の準々決勝第2戦が終了した時点で累積警告が1枚だった場合、ナビスコ杯準決勝に持ち越さず、累積0枚にリセットしてカウントしなおすこととなった。また、Jリーグチャンピオンシップにおいて、準決勝が終了した時点で累積警告が1枚だった場合、その警告は決勝に持ち越さないこととなった。当然ながら累積警告が2枚だった場合は取り消されず、直近の試合が出場停止となる。 1試合2回の警告により退場処分となった場合、その試合で受けたイエローカードは累積警告に加算しない。ただし、イエローカードが出された選手が同じ試合で、その後に一発レッドカードで退場処分となった場合、1枚目のイエローカードは累積警告に加算される。 累積警告による出場停止条件と一発退場による出場停止条件が同一試合で満たされた場合、双方の処分は同時に課され、退場による出場停止が先に消化される。ただし、当該大会で消化しきれない場合は、Jリーグ規律委員会で審議・決定される。 累積警告による出場停止処分を受けた選手が、出場停止を消化しきらないまま他チームに移籍した場合は以下の通り。移籍先が同一リーグのクラブである場合、残りの出場停止は移籍先で消化される。 移籍先が異なるリーグのクラブである場合、移籍先では出場停止が適用されない。ただし、処分を受けたリーグに所属するクラブに再移籍した場合、残りの出場停止は当該クラブで消化される。
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