累積赤字国債額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 20:10 UTC 版)
財政再建を喫緊の課題とする論 長期的には、欧米諸国同様に債務危機に陥る可能性はある。少子高齢化や人口減少の速度を考えれば、この水準の債務をいつまでも抱えていられるものではない。 日本の財政は危険水域に入っている。44兆円の財政赤字を、消費税に置き換えれば15-20%分である。 財政再建は喫緊の課題ではないという論 国債償還費を一般会計に繰り入れているのは日本だけである。財務省の発表している財政赤字は、債務の返済も政府の歳出も含んでいる。この指標を用いている国は日本しかない。歳出から債務償還費を除外した純歳出と歳入の差、純歳出歳入差を見るべきである。 日本国債の安全性が金利に反映されている事実とともに、日本のような低リスク資産(国債など)が広く社会で共有されている社会構造の中で、本来日本経済が要求する日本政府の債務額は現在の債務よりも大きいのではないかと思案しつつ、国債発行残高はもっと大きい方が最適である。
※この「累積赤字国債額」の解説は、「日本の財政問題」の解説の一部です。
「累積赤字国債額」を含む「日本の財政問題」の記事については、「日本の財政問題」の概要を参照ください。
- 累積赤字国債額のページへのリンク