言語による利用可能性とは? わかりやすく解説

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言語による利用可能性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 10:00 UTC 版)

ガベージコレクション」の記事における「言語による利用可能性」の解説

一般論として、高レベル言語ほどガベージコレクション言語標準機能として備えていることが多い。言語組み込まれていない場合でも、C言語/C++向けのBoehm GCのように、ライブラリとして実装されていることもある。ライブラリベースのアプローチは、オブジェクト生成破棄メカニズム変更する必要があるなど、欠点がある。 MLHaskellAPLなどの関数型言語多くガベージコレクション組み込まれている。特に、関数型言語先駆けとなったLISP最初にガベージコレクション取り入れた言語でもある。 Rubyなどといった動的言語も、ガベージコレクション備えていることが多い(ただしPerl 5やPHP 5.2以前には参照カウント方式のものしかない)。SmalltalkJavaECMAScriptのようなオブジェクト指向言語には、たいていガベージコレクション組み込まれている。C#Visual Basic .NETなどの.NET言語.NET Framework/.NET Compact Framework/Monoといった実行環境下において、実装形態に差はあれどいずれもガベージコレクション利用可能である。特筆すべき例外C++Delphiで、それらはデストラクタその代わりとなっている。 古典的なBASICインタープリタN88-BASICF-BASICなど)においてもガベージコレクション備えられており、文字列連結操作結果使われなくなった領域再度BASIC使えるようにする処理が行われた。その処理の間、BASICフリーズしたかのようになることから、ガベージコレクション発生しないようにする方法として、文字列連結極力行わず最大文字数格納できる領域持った文字列変数に対して MID$、LEFT$、RIGHT$ 関数使用することで代用することが推奨されていた。 Objective-Cには参照カウントベースのオブジェクト寿命管理機能組み込まれており、元々ガベージコレクションはなかったが、AppleObjective-C 2.0では、Mac OS X 10.5以降限り保守的な世代GCベースのランタイムコレクタが使用可能である。ただしiOSではこのGC利用できない。なお、macOSに関しても、NSGarbageCollectorはOS X 10.8から廃止予定扱いとなり、SDK 10.10を最後に廃止されており、またOS X 10.11最後にこのGC搭載されなくなりmacOS 10.12で廃止された。2015年5月以降Mac App Store新規登録更新されるアプリGC使えなくなっている。代替として、自動参照カウント (Automatic Reference Counting; ARC) によるメモリ管理推奨されている。一方でGNUstepBoehm GC使用している。 Pythonは主に参照カウント方式ガベージコレクション用いているが、補助的に伝統的なマークスイープとは逆順探索アルゴリズムによる)世代GC併用している。 C++/CLIでは、gcnewで生成したCLIオブジェクト.NET Frameworkガベージコレクションにより管理されるC++/CX英語版)では、ref new生成したWindowsランタイムオブジェクトはCOMベース参照カウントにより管理される

※この「言語による利用可能性」の解説は、「ガベージコレクション」の解説の一部です。
「言語による利用可能性」を含む「ガベージコレクション」の記事については、「ガベージコレクション」の概要を参照ください。

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