言葉遊びと造語とは? わかりやすく解説

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言葉遊びと造語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:44 UTC 版)

夏目漱石」の記事における「言葉遊びと造語」の解説

漱石作品には、順序入れ替え当て字など言葉遊び多用見られる漱石以前使った形跡見られない単語や一般的に使われている漢字とは異な別種綴りがある。現在、下記の「浪漫」「沢山」のように一般用語化されたものも多いが、漢字検定の上問題として用いられることも多い。 例 単簡(簡単) 笑談冗談) 八釜しい(やかましい) 非道い(ひどい) 浪漫ロマン) 沢山(たくさん) 月並みつきなみ東大予備門時代同窓生正岡子規旧派毎月一日に行う句会を「月並俳句」と呼んだことから。転じてありきたり面白みに欠けるもの」という意味として定着。 案排(あんばい) 普通は「塩梅」や「案配と書く。ATOKなどのワープロ変換して候補として出てこない。 烈敷(はげしく) 普通は「激しく」。そもそも引用元の「坑夫」は「鉱夫と書くのが普通。 「兎に角」(とにかく)のように一般的な用法として定着したものもあると言われている。しかし、漱石生きた時代は現在では使われない当て字多く用いられており、たとえば「バケツ」を「馬尻と書くのも当時としてはごく一般的であり、「単簡」などは当時軍隊用語であるなど、漱石固有の当て字言葉遊びであるということは漱石以前全ての資料確認しない限り確定できない。 「新陳代謝」「反射」「無意識」「価値」「電力」「肩が凝る」などは漱石造語であると言われているが、実際に漱石よりも古い用例がある。一例としては、漱石が「肩が凝る」という言葉作ったとする説があるが、18世紀末頃(江戸時代後期)からの歌舞伎滑稽本用例見られる学術的に漱石造語」であると言える言葉はまだ一語確認されていないが、「浪漫」については『教育文芸中に「適当の訳字がないために私が作って浪漫主義として置きました」との記述がある。

※この「言葉遊びと造語」の解説は、「夏目漱石」の解説の一部です。
「言葉遊びと造語」を含む「夏目漱石」の記事については、「夏目漱石」の概要を参照ください。

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