西武高槻店「オーロラモール」
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「高槻阪急」の記事における「西武高槻店「オーロラモール」」の解説
高槻市が主導した国鉄高槻駅前再開発事業により、西武百貨店が1971年に子会社「株式会社西武百貨店関西」を設立して出店した、同社の1号店である。施設名称は「西武タカツキショッピングセンター」→「西武高槻ショッピングセンター」→「オーロラモール」と変遷している。 1973年に大規模小売店舗法が施行されたのを受けて、直営売場を削って各フロアに専門店を入居させる試みを行った。西友やパルコが同居しているような形態で、モール併設型店舗の先駆けでもある。そのため、あえて百貨店ではなく「ショッピングセンター」と呼称していた。このスタイルは西武百貨店関西の2号店となった大津店(滋賀県大津市)の他、西武春日井ショッピングセンター、西武津田沼ショッピングセンター(西友津田沼店と津田沼パルコ)などにも踏襲された。 開業予定日4日前の1973年9月25日、工事中に火災が発生。原因は警備員による放火で、作業員ら6名が死亡し、14名が重軽傷を負う惨事となり、建物の修繕に1年かかった。 開店告知広告には、大村崑一家がビートルズの扮装で登場したことも話題となり、開店後は順調な滑り出しとなった。1階にはヤングファッションを配置し、関西にはファッションビル的な郊外型百貨店がなかったため、流行に敏感な若者層に支持された。 1995年9月、団塊の世代のミセス(当時の40代)をターゲットにリニューアル。地上駐車場を簡易的な2階構造に拡張した。 2004年9月10日の全館リニューアルで「オーロラモール」へ名称変更。船橋店(2004年8月27日)に続く全館リニューアルで、これに続いて翌2005年2月には筑波店をリニューアル、2005年3月4日には八尾店を「オーロラシティ八尾」としてリニューアルした。 2004年のリニューアルでは屋上駐車場と2階部を解体し、隣接するジーエス・ユアサコーポレーションの工場跡地に多階層型駐車場を開設。百貨店ゾーンでは60のファッションブランドを新たに導入し、従来はなかった「デパ地下グルメ」ストリートも新設された。専門店ゾーンでは北摂最大となるユニクロ大型店、アカチャンホンポ、ベスト電器(2010年閉鎖)などが入居した。 西武時代は核テナントの西武百貨店高槻店に対し、モール全体の名称を「オーロラモール」としており、入居テナントや各種案内表示でも両方の名称が混在していた。
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