西宮北山2号【ニシノミヤキタヤマ2ゴウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7374号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 西宮北山2号 よみ:ニシノミヤキタヤマ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 西宮市 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県西宮市六湛寺町10番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田中俊、船越秀史、池田美土 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,たもとゆりにひめさゆりを交配して育成されたものであり,花は中輪の淡紫ピンク色でテッポウユリ型の花壇,鉢物及び切花向きの品種である。草丈は50~74㎝,茎の直径は 5.0~ 9.9㎜,上部の色は淡緑,中部及び下部の色は緑,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下ともに10~19㎜である。葉序は 2/5,葉の全体の形は長卵形,ねじれは無,葉幅は40~49㎜,葉長は12~15㎝,光沢は無,数は中,着生角度は90~ 119°である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは90~ 119゜,花房の形状は総状花序,全体の形はテッポウユリ型である。花径は 120~ 149㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは 9~12㎝,外花被の幅は20~29㎜,長さは 9~11㎝である。花色は花弁の基部は黄緑(JHS カラーチャート3512),地色は淡紫ピンク(同9502),中肋部は淡紫ピンク(同9501),縁部及び裏面は淡紫ピンク(同9502)である。内花被1枚の斑点の数は10~19,外花被は0,斑点の色は赤紫(同9508),つぼみの色は鮮紫ピンク(同9204),内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅣ型,内花被先端の形状及び反転の程度はⅤ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは 1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄緑,花粉の色は黄,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは細,色は淡緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59°,1花茎の花数は少,花の香りはやや強,開花期は中である。たもとゆりと比較して,葉の全体形が長卵形であること,葉の光沢が無いこと,内花被の形がⅦ型であること,花弁の地色が淡紫ピンクであること等で,ひめさゆりと比較して茎の上部の色が淡緑で中部及び下部の色が緑であること,葉の全体の形が長卵形であること,花の香りが強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(兵庫県西宮市)において,たもとゆりにひめさゆりを交配して胚培養を行い,6年に得られた開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「たもとひめさゆり」であった。 |
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