行うべき行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:19 UTC 版)
他者への配慮として行うべき行為である。ただしあまり細かいことまで他者に強制するとそれを負担と感じるプレイヤーも多く、要請する態度などにも注意が必要である。 六枚切り 捨牌を1列に6枚ずつ並べていく並べ方。6幢切り(ろーとんぎり)とも。日本で一般的な四人打ち麻雀では、副露がなければ1局は17巡~18巡で終局となるので、捨牌を整然と6枚切りにしておけば、誰が何巡目に何を切ったか分かりやすくなる。 サイコロを片付ける サイコロを振った後、親がそのサイコロを自分の右前に揃えて置く。片付けてサイコロを無くさないようにすることと現在の親を明示する効果があるが自動麻雀卓ではその構造上、サイコロは散らからないので片付けの必要はない。 牌山を前に出す 自動麻雀卓も山があらわれたら前に出すべきである。元来は平行に前に移動させており、近年までは卓の広さの問題からツモる部分がより前に出るよう、右側をより前に少し斜めにして出すことが多かった。AMOS ULTIMAという配牌と山を別にセットする全自動卓が普及してからは広さの問題が解消され、平行に山を出すように回帰している。 嶺上牌を降ろす 崩れやすい上にゲーム展開に大きく関わることのある牌である。ドラ表示牌をめくるより前に降ろす。 理牌倒牌 和了時には手牌を理牌した上で、ツモ牌は手牌に入れない。特に後者を怠ると平和役や待ち形の符を認められないこともある。 両手倒牌 倒牌は両手で行うのがマナーである。但し、裸単騎の場合は片手で行うよう指導する場合もある。 点数申告 和了者が自分の点数を計算・申告し、他家から異議が出なければその点数が有効となる。間違って点数を少なく計算・申告しても和了者が損するだけなので他家から異議が出ないのが普通であり、その少ない点数が有効となる。麻雀店などにおいて点数計算のできない客が断られることは少ないが、自分の責任を他人に任せるならばそれなりの態度をとるべきである(点数計算が分からないからと言って他者に任せていると、少なく計算されて損していても自分には分からない)。また、必要な申告は点数であり、あがる度にいちいち役を申告するのはマナーに抵触する。(雀荘によっては確認のため、役の申告をすすめる場合もある。また、点数計算に自信がなく、他者に任せる場合は積極的に役を申告すべきである。)また、ツモった場合は子の点数→親の点数と申告するのが適当である。多くのプレイヤーは点数を語呂合わせで覚えている(3900→ザンク、7700→ナナナナ/チッチー、500/1000→ゴットーなど)が、申告の際は「ナナセンナナヒャクです」と数字で言うのが望ましい。積み棒を含める場合は、「2000(の1本場)は2300です」、「1300/2600(の3本場)は1600/2900」、「3900オール(の6本場は)は4500オール」のように言う。
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