虎へのプレゼン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:44 UTC 版)
志願者による自分がやりたい事業や、願望を抱く夢に関するプレゼンテーションに対して、「令和の虎」と呼ばれる大物起業家達が自腹で現金を出資するか否かの判断を下す。 志願者登場前に虎達は自身の机上に持参した現金をアタッシェケースから出して並べる。基本的には1万円単位で希望額が設定されているが、虎達側は出資時に100万円の札束単位で(例えば350万円出資の場合、100万円札4束分を渡す)交渉成立時に志願者に渡している。 希望の投資形態 志願者はプレゼンの前に、下記の3つの中から希望の投資形態を選ぶ。融資 … お金を貸し付けてもらい、利子をつけて返済していく。返済義務が生じる。 投資 … 虎に出資してもらい、株式などを対価に渡して配当を支払う。返済義務はない。 社内ベンチャー … 虎の会社内でビジネスを立ち上げて、軌道に乗せた後に独立を目指す。 ALLの場合 虎達の出資予定額の合計が、志願者の希望金額に到達すれば「ALL」となり、志願者は虎達からの出資金を獲得できる。 ALLの場合、志願者は出資者との相談で開業当日の利益目標に応じたノルマを設定する。なお、利益がノルマに到達しなかった場合、出資者から厳しい叱咤を浴びせられることもある。 ALL成立後でも、後日プレゼンの中に嘘や偽りが発覚したり、志願者側 or 出資者側の都合や心変わりなど、契約上において双方で合意に至ることができなかった場合には「NOTHING」となる場合がある。 ALLの場合、番組最後にエンディング曲として最期のチャンネルが歌う『新しい未来』が流れていた(第24回 - 第56回)。 NOTHINGの場合 虎達の出資予定額の合計が志願者の希望金額に到達しなければ「NOTHING」となり、志願者は虎達からの出資金を一切受け取れずプレゼン失敗となる。 NOTHINGになった企画でも、虎から指摘された問題点を改善して、企画内容や事業計画などを練り直していれば再チャレンジが認められる場合がある。 STAYの場合 希望金額に達しなかった場合でも、見どころのある企画や志願者の場合には、救済措置として「STAY」(条件付きALL)となり、虎による判断が保留される場合がある。 STAYとなった場合には、後日に「テスト販売して売上〇〇万円に達した場合」「営業活動して契約先を〇件集めた場合」「〇〇社長からの賛同が得られて協力してもらえる場合」など、虎から課された条件をクリアした場合に希望額が出資される。 EXCEEDの場合 「ALL」の中でも、複数の虎の賛同を得て希望金額を大きく上回った場合には「EXCEED」と呼ばれ、各出資者による融資/出資配分をどうするのかを、志願者が選択できる。例えば、希望金額1000万円の場合で、虎5人が1000万円ずつ出資希望して合計5000万円集まった場合である。第182回の林尚弘の回において、初めて達成した。 EXCEEDとなった場合には、「任意の虎のみから出資をしてもらう」「任意の金額ずつ出資をしてもらう」「出資希望額の配分どおりに出資してもらう」などを志願者が決めることができる。
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