藤井システムの発明と竜王三連覇とは? わかりやすく解説

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藤井システムの発明と竜王三連覇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:38 UTC 版)

藤井猛」の記事における「藤井システムの発明と竜王三連覇」の解説

1995年12月22日、第54期B級2組順位戦の対井上慶太戦で、対居飛車穴熊の「藤井システム」を初披露し、僅か47手で井上投了追い込んだ1996年度第27回新人王戦優勝。同棋戦では、翌1997年度第28回)、および、竜王在位時の1999年度第30回)でも優勝さらには1997年第16回早指し新鋭戦優勝し若手棋士参加棋戦4度優勝を果たす。1996年は、全棋士参加大型棋戦である第14回全日本プロトーナメントでも決勝五番勝負進出したが、屋敷伸之0-3ストレート敗れ優勝はならなかった。 1998年度第11期竜王戦4組優勝決勝相手深浦康市)。本戦決勝トーナメント)では、鈴木大介3組2位)、南芳一1組優勝)、屋敷伸之1組3位)に勝ち、さらに、挑戦者決定三番勝負羽生善治1組2位)を相手に1敗の後に2連勝しタイトル初挑戦谷川浩司竜王との七番勝負藤井システム用い4-0ストレート破りタイトル獲得1998年11月18日)。「将棋世界」誌の表紙には「藤井システム将棋界席捲」の文字印字された。第24期棋王戦では挑戦者決定戦まで進出したが、敗者復活戦から勝ち上がった佐藤康光敗れた。この挑戦者決定戦二番勝負藤井当初先手対局後手対局交互にあると思っており、二局とも振り駒先後決めることを知らなかったの驚いたと後に述べている。なお、この年度は全棋士中1位の43勝を挙げた。 初の防衛戦となる第12期1999年度竜王戦では、同じ振り飛車党である鈴木大介挑戦者迎えた鈴木挑戦獲得時のインタビューで、全局振り飛車で戦うとの「全・振り飛車宣言」をしていた。七番勝負藤井振り飛車封印し全局通して居飛車戦い4-1防衛成功した。なお、同1999年度早指し将棋選手権戦で、タイトル戦以外の棋士参加棋戦での初優勝も果たす(決勝相手谷川)。 2000年度第48期王座戦羽生挑戦竜王戦以外では初めてのタイトル挑戦)。その五番勝負日程オーバーラップして第13期竜王戦七番勝負では羽生挑戦を受け、「十二番勝負となった王座戦2-3敗れたものの、「勝って負けてフルセットにします」と宣言したとおりの展開となった竜王戦羽生フルセットの末4-3下し竜王戦史上初の3連覇達成(後に渡辺明によって更新される)。お互い自分保持するタイトルフルセット防衛した羽生挑戦退けてタイトル防衛したのは谷川続き2人目である。

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