藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場の意味・解説 

藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場(1990年代~2010年代前半)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 07:12 UTC 版)

振り飛車」の記事における「藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場(1990年代~2010年代前半)」の解説

居飛車穴熊左美濃対策として注目集めたのが、藤井猛考案し1998年竜王位奪取する原動力となった四間飛車藤井システムである。藤井システムは、居飛車穴熊囲い組まれる寸前総攻撃仕掛けるという攻め戦法であり、カウンターを狙う受けの戦法考えられていた振り飛車概念覆し、「振り飛車革命」と呼ばれた。 また藤井システム前後して交換可能な攻め中飛車」と呼ばれるゴキゲン中飛車台頭してからは中飛車流行するようになり、その流行ぶりは居飛車党後手番で主導権を握るための戦術として採用するほどであった従来振り飛車では、角は敵玉を睨むと同時に相手飛車先を受けるために使っているため、角交換は損とされていた。しかし、居飛車穴熊への対抗策として、駒が偏るので打ち込みの隙が多いという穴熊弱点をつくために角交換可能にしたのがゴキゲン中飛車特徴である。 その後居飛車穴熊対策として、升田式石田流改良した新石田流角交換四間飛車ダイレクト向かい飛車などの角道止めずかつ積極的に交換していく振り飛車注目されプロ振り飛車党の間で流行した横山泰明戸辺誠など若手振り飛車党急増したのに加え居飛車党である佐藤康光深浦康市飛車を振るようになるなど振り飛車勢力拡大今や居飛車党をも巻き込みつつある。さらに将棋界第一人者である羽生善治タイトル戦という大舞台でも後手番で振り飛車選択するケース増えたこうした対抗系を前提振り飛車党名乗る棋士への対策として、居飛車党相居飛車感覚求めて相振り飛車にするような戦略生じ振り飛車党相振り飛車マスターする必要性出てきた。

※この「藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場(1990年代~2010年代前半)」の解説は、「振り飛車」の解説の一部です。
「藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場(1990年代~2010年代前半)」を含む「振り飛車」の記事については、「振り飛車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場」の関連用語

藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



藤井システム・ゴキゲン中飛車の登場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの振り飛車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS