落語家と所属団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 06:33 UTC 版)
詳細は「落語家」を参照 寄席や演芸場(ホールともいう)の興行で演じるプロを落語家(噺家)と呼ぶ。ほとんどのプロの落語家は同業組合(ギルド)に加入するが、2代目快楽亭ブラックのような例外も存在する。内部では徒弟制度が敷かれている。 落語家の団体には、以下のようなものがある。 東京 一般社団法人落語協会(落協) 公益社団法人落語芸術協会(芸協) 五代目圓楽一門会 落語立川流 上方 公益社団法人上方落語協会 その他 東方落語 東京においては、見習いに始まって、「前座」(ぜんざ)、「二つ目」(ふたつめ)、「真打」(しんうち)の身分制があるが、上方の落語家にはない。上方の寄席では、前座ではなく「お茶子」と呼ばれる人が高座返しなどをおこなう。 なお、落語家の生活は明治時代から寄席の興行収入の歩合(割)だけでは生活が成り立つことはなく、落語家自身がお座敷やキャバレー、屋形船など酒席での余興から収入を得たり、旅の仕事(地方廻り)をする場合が多く、スポンサー(旦那、お旦)からのお小遣いや妻の賃労働収入をあてにすることもあった。現代も二つ目までは生活が厳しいといわれている。副業・内職・アルバイトの収入源・額はさまざまであり、著名な副業では木久蔵ラーメンをプロデュースして商品・店舗展開を行った林家木久扇の例がある。
※この「落語家と所属団体」の解説は、「落語」の解説の一部です。
「落語家と所属団体」を含む「落語」の記事については、「落語」の概要を参照ください。
- 落語家と所属団体のページへのリンク