菌興248号【キンコウ248ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第7035号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興248号 よみ:キンコウ248ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小松光雄 時本景亮 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「菌興357号」に野生種を交配して育成されたものであり,やや大葉,やや薄肉の春秋発生型の自然栽培向き低中温性品種である。 菌さんの形は円形,平形,大きさはやや大,色は褐色,菌さんの厚さはやや薄,肉質は中である。りん皮の付着部位は全面,大きさは中,色は無である。菌しゅうの形は1型,色は白色,並び方は正常,幅はやや狭,密度は密である。菌柄の形は1型,長さはかなり短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.0以上,太さはやや細,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(自然栽培)は春秋,発生温度は低中温である。乾物率は10~14%,子実体1個当りの平均乾重は3.5~3.9g,収量性は中である。 「菌興241号」と比較して,平均乾重が重いこと,収量が多いこと等で,「菌興101号」と比較して,菌さんの色が褐であること,肉質が軟らかいこと等区別性が認められる。なお,「菌興101号」,「菌興115号」,「菌興241」及び「森290」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において,「菌興357号」に野生種を交配し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「菌興はつしも」であった。 |
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