菌興193号【キンコウ193ゴウ】(きのこ類)
登録番号 | 第13631号 | |
登録年月日 | 2005年 12月 7日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興193号 よみ:キンコウ193ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎、霜村典宏、宮内誠、黒田誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「昭和35年度1号菌」に(「菌興169号」×出願者所有の育成系統菌株)を交配して育成されたものであり、菌さんが中葉、中肉質の自然栽培向き低温性の品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が平形、大きさは中、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは大、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は中、密度は密、色は白色である。菌柄の形は2型、長さはかなり短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は極大、太さはやや細、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は春秋、発生型は散発、発生温度は低温、発生最盛期までの期間はやや長である。乾物率は10~15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は 3.5~4.0g未満、収量性は少である。「菌興115号」と比較して、菌さんの側面の形が平形であること、菌柄の形が2型であること等で、「菌興241号」と比較して、りん皮が大きいこと、菌柄の形が2型であること等で区別性が認められる。なお、「菌興115号」及び「菌興241号」との対峙培養において帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において、「昭和35年度1号菌」に(「菌興169号」×出願者所有の育成系統菌株)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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