菌興141号【キンコウ141ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9024号 |
登録年月日 | 2001年 3月 28日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興141号 よみ:キンコウ141ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎、大久保充、宮内誠、黒田誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「菌興115号」に出願者の保存菌株を交配し育成されたものであり、菌さんが大葉、かなり硬肉、春冬発生型の自然栽培向き低温性品種である。対峙培養では「菌興115号」及び「菌興241号」との帯線形成は有、気中菌糸の発達程度、菌糸密度及び菌糸生長最適温度は中である。菌さんの形は側面が凸形、大きさは大、色は褐色、肉質はかなり硬、りん皮の大きさは中である。子実層たくの形状は1型、並び方は波状、幅は狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはかなり短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は極大、太さは中、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の発生時期は春冬、発生温度は低温、発生最盛期までの期間は長である。子実体の1個当たりの平均乾重は3.0~3.5g、収量性はやや少である。「菌興115号」と比較して、りん皮が大きいこと、収量が多いこと等で、「菌興 241号」と比較して、菌さんの形が凸形であること、肉の形が1型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において、「菌興115号」に出願者の保存菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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