菌王9号【キンオウ9ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第14659号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌王9号 よみ:キンオウ9ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社富士種菌 | |
品種登録者の住所 | 山梨県南アルプス市有野499-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 相場幸敏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の保存菌株に「F306」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、軟肉質の原木不時栽培向き中温性の品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さはは中、肉質は軟である。りん皮の付着部位は全面、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は極狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さ及び菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さはやや太、色あいは無、毛及び毛の色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は周年、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間はやや短である。乾物率は10~15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は 2.0~2.5g未満、収量性は少である。「菌王1号」及び「JMS KV-92」と比較して、菌さんの肉質が軟らかいこと等で区別性が認められる。なお、「菌王1号」及び「JMS KV-92」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者の施設(山梨県南アルプス市)において、出願者所有の保存菌株に「F306」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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