菌興368号【キンコウ368ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7640号 |
登録年月日 | 1999年 11月 30日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興368号 よみ:キンコウ368ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎、大久保充、宮内誠、黒田誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり,やや大葉,中肉の中温に発生しやすい自然栽培向き品種である。菌さんの形は平面が円形,側面が凸形,大きさはやや大,色は赤褐色,菌さんの厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面,大きさは大,色は無である。菌しゅうの形は1型,色は白色,並び方は正常,幅はかなり狭,密度は密である。菌柄の形は2型,長さは短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.0以上,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(自然栽培)は秋春,発生型は散発である。乾物率は10~14%,子実体1個当たりの平均乾重は3.5~3.9g,収量性はやや少である。「菌興358号」と比較して,菌しゅうの形が1型であること,菌柄の形が2型であること,子実体の発生型が散発であること等で,「森290号」と比較して,肉質が柔らかいこと,菌しゅうの形が1型であること,子実体の発生型が散発であること等で区別性が認められる。なお,「菌興358号」,「森290号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において,出願者の保存菌株どうしを交配し,得られた菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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