草津養護学校発着路線のバリアフリー問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:04 UTC 版)
「帝産湖南交通」の記事における「草津養護学校発着路線のバリアフリー問題」の解説
1994年、南草津駅開業とともに22系統が設定される。この路線専用に県からの援助金を受けリフト付きエアロスターMが2台(滋賀22か・500及び滋賀200か・516)導入される。しかし、2007年頃、516号車のリフトが故障し、同年7月に22系統から撤退、他の路線で普通車扱いとして運行されていたが、車齢13年にもかかわらず同年10月に廃車となった。その後500号車も8月末で撤退、こちらは先に撤退した516号車より早く廃車された。 これらの2台が廃車された後は通常の車両での運行だったが、沿線に複数の障害者関連施設があることから利用者からの苦情が多く、田上営業所所属のノンステップバスが数多く運用に入る301系統(瀬田駅 - 滋賀医大)の路線延長も検討されたが、運賃が割高となるため白紙化。翌年4月より田上営業所からノンステップバス1台(滋賀22か772・KC-MP747M)転属し、この問題は一旦解決された。 しかし、草津営業所のノンステップバスはこの1台しかおらず、故障や車両点検の際には通常の車両で代走することも多く、かつ他の同年代の車両と比較して老朽化も早まり末期には故障が頻発し公式サイト上にお詫び文が掲載される程であった。 2014年5月頃にこの問題を解決すべく、泉北コミュニティバス専用車として導入され、廃車後約1年程休車状態となっていた南海バスの2代目エアロスターノンステップバス(滋賀200か10-01・KC-MP747M)を中古導入し、1001号車を当該運用に固定した上で772号車を予備車に転換した。その後、同年8月に前述した新型エアロスターノンステップバス(滋賀200か10-10・QKG-MP38FM)が田上営業所に導入され、これにより余剰となったノンステップバス1台(滋賀22き・771・KC-MP747M)を草津に転属させた上で772号車が代替廃車となったためこの問題は解消された。 その後は1001号車と同型の滋賀200か10-21が追加導入されたため、3台体制に増えた。しかし、1001号車が2018年前半頃に休車を経て廃車となり、1021号車も2021年10月頃に除籍されたため、初期に追加導入した2台はともに現存しない。 なお、同社では2015年からノンステップバスやワンステップバスを数多く中古導入していたため、22系統の担当車はそれらに置き換えられた。これにより運用上の制約はほぼ解消されたが、22系統は2021年の春改正時に廃止された。この廃止に併せて草津養護学校を発着する路線の経路整理が行われ、現在は122系統・222系統・322系統の3系統体制となったが、ほとんどの便が222系統での運行となっている(※各系統の経路は「南草津駅発着路線」を参照)。
※この「草津養護学校発着路線のバリアフリー問題」の解説は、「帝産湖南交通」の解説の一部です。
「草津養護学校発着路線のバリアフリー問題」を含む「帝産湖南交通」の記事については、「帝産湖南交通」の概要を参照ください。
- 草津養護学校発着路線のバリアフリー問題のページへのリンク