英語への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 06:50 UTC 版)
「ドワーフ (トールキン)」の記事における「英語への影響」の解説
トールキンの著作である『ホビットの冒険』と『指輪物語』が人気を博したことにより、ファンタジー文学においてこの種族をあらわす用語としてdwarvesを使うことが普及した。トールキン以前はdwarfs(綴りが異なる)が用いられていた。たとえばディズニーの『白雪姫と七人の小人』Snow White and Seven Dwarfsにおいてもdwarfsが用いられていた。事実、後者の綴りが一般的であったため、『指輪物語』の植字工はトールキンのdwarvesをdwarfsに「訂正」したほどである。 トールキンによれば、dwarfの「本当の『歴史的』な」複数形はdwarrowsかdwerrowsであるという。かれはかつてdwarvesを「個人的な誤った文法」と述べている。しかし『指輪物語』の追補編Fにおいて、ドワーフが現在の英語で語られることが多かったならば、人間(man)の複数形menが保持されているごとく、dwarfの特殊な複数形も保持されたはずであると述べている。dwarrowという形はモリアの名前であるDwarrowdelfにのみ現れている。トールキンは代わりにElfの複数形Elvesに対応するDwarvesを用い、意味が読者にとってわかりやすいようにした。一般と異なる用語を用いたことは、神話やおとぎ話に登場する同じような名前を持つ生き物とトールキンのドワーフを区別する役割も果たした。
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英語への影響
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「シェイクスピアによる影響」の記事における「英語への影響」の解説
シェイクスピアの作品は英語全体に大きく影響した。シェイクスピアの時代の前やその間、文法や英語の規則が規格化されていなかった 。しかし17世紀の終わりや18世紀にシェイクスピアの作品が人気になると、それらは英語の規格化の一助をした。また、多くのシェイクスピアの言葉やフレーズが英語に埋め込まれた。特にサムエルジョンソンの英語の辞書のような企画ではほかの作家よりもシェイクスピアのほうが多く引用されている。彼は新しい単語やフレーズを導入することによって英語の範囲を拡大した。無韻詩を試み、また新しい詩や文法の構成を導入した。彼はまた”ヘンリーV”や”夏の夜の夢”という彼の作品の文章で最初に見られた"swagger"から由来している"swag”という単語のような21世紀によく使われた言葉遣いを傑出した。
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