若林踏切
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:21 UTC 版)
当停留場の三軒茶屋方至近距離にある踏切で、東急側では「西太子堂5号踏切」と称する。環七通りを横切る唯一の踏切である。遮断機はなく、信号機によって交通を制御している(このため道路交通法第33条第1項のただし書きに該当し、車道側の一時停止義務はない)。また、電車が接近してもすぐに道路の車の通行を遮らず、電車が踏切手前で停止するようになっている。軌道回路上に設置されたゾーンに列車が進入すると、環七通りの道路信号にその情報が伝達され、自動車信号が青から赤に変わる。車の通行が停止し、歩行者用の信号が青になると、軌道信号が進行現示となり、歩行者と並行して電車も進行する。 一定時間以上ゾーン内においてトラブル等で停車した場合は、渋滞防止の見地から環七通りの自動車信号が赤点滅に切り替わる仕組みになっており、赤点滅を解除するには警察に通報し復帰作業を行う必要がある。 かつては遮断機のある一般的な踏切であったが、モータリゼーションによる環七通りの交通量増大に見合わなくなったために、1966年(昭和41年)に現在の形式に変更された。 1972年(昭和47年)における東急の立体交差化計画予想では、東急池上線戸越銀座駅 - 旗の台駅間(1989年(平成元年)に地下化)、東急東横線多摩川園前駅 - 新丸子駅間(1986年(昭和61年)に高架化)と共に、若林踏切を含む世田谷線西太子堂駅 - 若林駅間も立体交差化候補に挙げられていた。 若林踏切を走る世田谷線80形車両。1985年撮影。 若林踏切を走る世田谷線。2007年撮影。 若林駅を出た直後、若林踏切の手前で信号待ちをする世田谷線車両。(後方より。車両奥が環七通り。)
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