芸能界ドラッグ汚染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/22 06:22 UTC 版)
芸能界ドラッグ汚染(げいのうかいドラッグおせん)とは、日本の芸能界において、違法薬物(ドラッグ)関連の事犯に関連して各種芸能人・タレントが逮捕される事件が繰り返されていることである[1]。
「芸能人#犯罪」も参照
目次 |
概要
芸能人として高い知名度を持つ人物が覚醒剤・合成麻薬・大麻・コカインといった違法薬物等を所持・摂取していたことが発覚し、逮捕される事例は後を絶たず、時に社会ニュース・芸能ゴシップの両面を巻き込んで大きな社会的話題となることがある。その中には歌手・ミュージシャン・俳優・タレントなどとして芸能界で高いステイタスを確立している人物や、たとえ一時期であっても時代の寵児として絶頂期を送り日本芸能史に燦然たる足跡を残した人物も少なからず見られる。
芸能人を巡っては、古くは当初「除倦覚醒剤」として販売されていたが後に副作用が社会問題となり法規制の対象となったヒロポンへの依存・濫用にまつわる話から数多く聞かれていた。その後の摘発事例は大麻が主流を占め、1970年(昭和45年)には、ミュージカル「ヘアー」の上演後に開かれた大麻パーティーが発覚し、出演者・プロデューサーらが逮捕される事件が起き、その後も1977年(昭和52年)秋に大麻取締法違反の容疑で60余名の芸能関係者が芋蔓式に逮捕される「芸能界大麻汚染」と呼ばれた未曾有の醜聞が発生し、その後もここまでの規模は無いにしても同様の大麻・薬物禍が発生している。また、1980年代中頃からは大麻に変わり覚醒剤が主流となっている。
2009年(平成21年)8月には、押尾学や酒井法子らを中心に、大物芸能人の薬物事件が相次いで発生し過熱報道の様相すら呈して世間の注目を集め、若者が興味を持ち薬物に手を出す恐れがあるとして、芸能界の違法薬物問題について警察庁長官が記者会見で苦言を呈するに至った[2]。また、芸能事務所スターダストプロモーションが同年10月、所属する芸能人に対する薬物自主検査を実施したことに代表されるように、規模の大小を問わず多くの芸能事務所が所属タレントの薬物汚染防止のために多少なりとも労力とリソースを割かざるを得ない状況になっている。
しかし、現在でも芸能界ではドラッグや大麻での摘発が散発的に繰り返されている。理由としては、その職業柄、概して多額の現金を持ち歩く必要があることも多く高額な薬物でも即金で買えてしまうことと、暴力団に代表される裏社会に属する者が接触を狙って近づいてくることも多い環境に置かれているために薬物にも簡単に手が届きやすい世界であることが挙げられている[1]。また華やかである一方で浮き沈みの激しい業界のため精神的に不安定になりやすいことが、芸能人が薬物に手を出す動機になっているとされる[1]。
悪影響
当然ではあるが、芸能人の違法薬物による逮捕という不祥事は、男女関係などの単なる芸能スキャンダルとは質的に全く異なる。また、自身の芸能生命のみならず周囲にも様々な悪影響を及ぼす。
活動停止
まず、薬物事犯で逮捕・拘留された芸能人はその時点で芸能活動が不可能となり、保釈されても当面の間は活動停止を余儀なくされる。また、その後の裁判で下される刑事処分などの法的制裁の他、厳しい社会的制裁も受けることになる。薬物不祥事の発覚はそれを理由に所属していた芸能事務所がマネジメント契約を解除するなど、芸能人として必要な後ろ盾を失うことにも直結するものである。
また、多くの場合には所属事務所も管理責任を追及されることになり、検挙された芸能人がテレビドラマ・映画やテレビコマーシャルへの出演やコンサートツアーの契約を結んでいた場合には大抵は中途破棄となり、芸能人と所属事務所が億単位の莫大な損害賠償や違約金の請求を受けることもある。
復帰あるいは廃業
実態として、薬物事犯で検挙された芸能人の多くが、長期の謹慎・活動停止や一時的な廃業を経て「禊を済ませた」という形を取って芸能界への復帰を果たしている。確かに、その後は薬物との関わりを一切断ち、きちんと甦生を果たして地道に活動を続け、事件で失った社会的信用を取り戻して活躍している人物は少なくない。
もっとも、芸能界へ復帰と一口に言っても、実際には薬物不祥事を理由に長期間にわたって放送局・番組スポンサーや他の芸能人・芸能事務所などにより出演・共演を拒否されることも少なくなく[3]、その後の芸能界での活動・メディア露出には長期にわたり事実上大幅な制限がつきまとい続けることになる。その為、どうにか芸能界復帰が叶ったとしても、テレビ(特に地上派放送)への露出や映画(特に日本全国など広く公開されるもの)への出演など芸能界の第一線とされる場への復帰には多大な時間と莫大な労力が必要となる。この様に、真の意味で社会的信用を取り戻し完全復活したといえるまでには幾つもの苦難を乗り越えなければならず、薬物事犯とその背後にいることも多い反社会的勢力への社会の目と社会的制裁がより厳しいものになっている現在ではなおさらに険しい道のりである。
また、薬物事犯による検挙はタレントイメージには大きな瑕疵として長期間付いて回る。この為、復帰が叶ったとしても芸能人としての「商品価値」が暴落する上、薬物事犯は再犯率の高さもあってことさらに警戒されるため、薬物にまつわる不祥事が直接の理由となって芸能界での居場所・仕事・収入を失い事実上の「芸能人廃業」へと追い込まれるケースは少なくない。また、被告として法廷に立たされた芸能人が情状酌量による刑の軽減などを期待して、自ら「芸能界引退」を明言して自主廃業したケースや、特に未成年の場合には親が強制的に廃業させることを明言するケースも見られる。なお、伝統芸能のように昔ながらの徒弟制度によって人材育成を行っている分野では、芸能生命を師匠に当たる人物が握っていることも多く、薬物で逮捕された若手の弟子に対して師匠が破門を宣告し、弟子は芸能人としての拠り所や稽古場所を失い廃業となることが見られる。
違法薬物による逮捕で表舞台から姿を消した元芸能人・元タレントの中には、芸能の世界と縁を切って転職し地道にその仕事を続けている人物も多い。だが、一方で、再犯を繰り返すなどという形でいわゆる薬物中毒者の様相を露呈し、現在では再犯による逮捕や裁判関連の報道でしかマスコミでも名前が聞かれなくなってしまった人物が存在することも事実である。
外国籍の芸能タレントの場合には、違法薬物での有罪判決を理由にビザの延長・更新ができず、日本国内での芸能活動の継続が不可能となり、これで事実上の芸能人廃業となったケースがある。
本人以外への波及
逮捕の悪影響は、逮捕された本人に留まらず、仲間や周辺の人物・スタッフにまでも波及していくことが多い。
俳優・芸人・バラエティタレントの場合には出演中・制作中のテレビ番組や映画などの出演シーンの全面カットや映像差し替えなどの措置が取られる。カットや差し替えではもはや対応不可能なメインキャストの場合には番組・作品自体の打ち切りやお蔵入り(放送取り止め)という事態になる。いずれにしても多くの共演者やスタッフに多大な迷惑が及ぶこととなる。
同様に音楽バンドのメンバーが逮捕された場合には、逮捕や起訴の時点で所属レコード会社によって作品の流通停止・回収・廃盤などの処分がなされることも多い他、所属するバンド及び他のメンバーも「道義的責任」という形で長期間にわたる活動自粛・活動休止や新譜・新盤の発売中止・コンサートツアーのキャンセルなど社会的制裁の甘受を余儀なくさせられる状況に追い込まれることが多い。さらには、バンドそのものがメジャーレーベルのレコード会社との契約やそれまでに得てきた様々なタイアップを失うなど、逮捕されなかったメンバーと所属事務所にも音楽活動・収入の両面で大きな打撃を与え、メンバー・関係者間でバンド自体の存続・解散を巡る議論を引き起こすことにも繋がる。音楽バンドにおけるメンバーの逮捕は同じグループの他メンバーに対する違法薬物汚染の疑念にも直結するものであり、結果として他のメンバーも薬物検査を受けさせられるなど潔白の証明を強いられたり、当該メンバーのみならずバンドメンバー全員が所属事務所からマネジメント契約を解除されることも見られる。そこまではいかなくとも、逮捕されたメンバーについてはバンドの活動再開を目指すにあたって所属事務所が解雇してバンドからの事実上の追放扱いとするケースが少なくない(ただし、多くは「脱退」という表現が婉曲的に用いられる)。
また、芸能人の逮捕をきっかけに、交遊関係のある他の芸能人に対しても、主にゴシップマスコミが報道の中で薬物汚染の疑惑・疑念を芋蔓式に一気に拡大させ、各方面に取材を繰り広げ、これもきっかけとなり様々な「黒い噂」が広まっていくことは現在でもよく見られる光景である。
その他、芸能人の家族が薬物不祥事で逮捕されるという形で芸能人本人にとっても一大スキャンダルとなる場合がある。特に逮捕された子女が未成年の場合には親である芸能人は保護者としての管理責任および道義的責任も問われることになり、やはり長期間の活動自粛に追い込まれるケースも見られる。再犯を繰り返す子女の存在が、親である芸能人の「良き父」「良き母」「幸せな家庭を持つ人物」というタレントイメージを台無しにして、親の芸能人としての商業的価値までをも大きく毀損してしまった事例は複数存在する。
一覧
事件発覚 |
人物 |
職業 |
所属グループ等 |
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罪状
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回数 |
刑罰等 |
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1970年11月 | デイヴ平尾 | ミュージシャン | ザ・ゴールデン・カップス | 大麻 | ||||
1970年11月 | アイ高野 | 歌手・ドラマー | ザ・ゴールデン・カップス (元ザ・カーナビーツ) |
大麻 | ||||
1970年11月 | 加橋かつみ | ミュージシャン | 元ザ・タイガース | 大麻 | ||||
1970年11月 | ミッキー吉野 | ミュージシャン | ザ・ゴールデン・カップス | 大麻 | 1度目 | |||
1970年11月 | 柳ジョージ | ミュージシャン | ザ・ゴールデン・カップス | 大麻 | ||||
1977年 | 8月ジョー山中 | ミュージシャン・俳優 | 大麻 | |||||
1977年 | 9月井上陽水 | シンガーソングライター | 大麻 | |||||
1977年 | 9月内田裕也 | ミュージシャン・俳優 | 大麻 | |||||
1977年 | 9月研ナオコ | 歌手・タレント | 大麻 | 起訴猶予 | ||||
1977年 | 9月内藤やす子 | 歌手 | 大麻 | 起訴猶予 | ||||
1977年 | 9月桑名正博 | ミュージシャン | コカイン | 1度目 | 懲役2年執行猶予3年 | |||
1977年10月 | にしきのあきら | 歌手・俳優 | 大麻 | |||||
1977年10月 | 美川憲一 | 演歌歌手 | 大麻 | 1度目 | ||||
1977年11月 | 上田正樹 | シンガーソングライター | 大麻 | |||||
1979年 | 3月潮建志 | 俳優 | 覚醒剤 | |||||
1979年 | 4月北公次 | 歌手・俳優 | 元フォーリーブス | 覚醒剤 | ||||
1980年11月 | カルメン・マキ | 歌手 | ヘロイン | |||||
1981年12月 | 桑名正博 | ミュージシャン | 大麻 | 2度目 | ||||
1982年 | 1月コロッケ | ものまねタレント | 大麻 | |||||
1983年 | 3月清水健太郎 | 俳優・歌手 | 大麻 | 1度目 | 起訴猶予 | |||
1983年 | 4月萩原健一 | 俳優・歌手 | 大麻 | |||||
1983年 | 5月ふとがね金太 | ミュージシャン・俳優 | 元ツイスト | 大麻 | ||||
1983年 | 5月坂本スミ子 | ラテン歌手 | 大麻 | |||||
1984年 | 8月美川憲一 | 歌手 | 大麻 | 2度目 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |||
1986年11月 | 清水健太郎 | 俳優・歌手 | 大麻 | 2度目 | 執行猶予4年 | |||
1987年12月 | 尾崎豊 | シンガーソングライター | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
1989年 | 4月今井寿 | ミュージシャン | BUCK-TICK | LSD | 懲役6カ月執行猶予3年 | |||
1989年 | 5月克美しげる | 元歌手 | 覚醒剤 | 懲役8カ月 | ||||
1990年 | 1月勝新太郎 | 俳優 | 大麻 | コカイン | 懲役2年6カ月執行猶予4年 | |||
1992年 | 6月ミッキー吉野 | ミュージシャン | 元ゴダイゴ | 覚醒剤 | 2度目 | |||
1994年10月 | 清水健太郎 | 俳優・歌手 | 大麻 | 覚醒剤 | 3度目 | 懲役1年6カ月 | ||
1995年 | 1月長渕剛 | シンガーソングライター・俳優 | 大麻 | 起訴猶予 | ||||
1996年11月 | 笑福亭小松 | 落語家 | 覚醒剤 | 1度目 | ||||
1997年 | 2月sakura | ドラマー・ギタリスト | L'Arc〜en〜Ciel | 覚醒剤 | 懲役2年執行猶予3年 | |||
1997年 | 2月翔 | 歌手 | 横浜銀蝿 | 覚醒剤 | 1度目 | 起訴猶予 | ||
1998年 | 1月豊川誕 | 元歌手 | 覚醒剤 | 1度目 | 起訴猶予 | |||
1998年 | 8月豊川誕 | 元歌手 | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年2カ月 | |||
1998年 | 9月加千須ユージン | ミュージシャン | 元THE BIG BAND!! | 大麻 | 覚醒剤 | 1度目 | ||
1999年 | 7月江木俊夫 | 芸能事務所社長・元アイドル歌手 | 元フォーリーブス | 覚醒剤 | ||||
1999年 | 8月槇原敬之 | シンガーソングライター | 覚醒剤 | 合成麻薬 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |||
1999年 | 9月翔 | 歌手 | 横浜銀蝿 | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年4カ月 | ||
2001年 | 6月中山史奈 | タレント | トルエン | |||||
2000年 | 2月NOB | ミュージシャン | CURIO | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |||
2001年 | 8月いしだ壱成 | 俳優 | 大麻 | LSD | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |||
2001年 | 9月カルーセル麻紀 | タレント | 大麻 | コカイン | 起訴猶予 | |||
2001年10月 | 加千須ユージン | ミュージシャン | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年10カ月 | |||
2001年12月 | 田代まさし | タレント | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役2年執行猶予3年 | |||
2002年 | 01月仁科貴 | 俳優 | 大麻 | 覚醒剤 | 懲役2年執行猶予4年 | |||
2002年10月 | 西川隆宏 | ミュージシャン | 元DREAMS COME TRUE | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||
2003年 | 1月岡村靖幸 | ミュージシャン | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役2年執行猶予3年 | |||
2003年 | 4月翔 | 歌手 | 横浜銀蝿 | 覚醒剤 | 3度目 | 懲役1年10カ月 | ||
2003年 | 7月SHAKAN'BASS | ミュージシャン | 麻波25 | 大麻 | ||||
2004年 | 5月清水健太郎 | 俳優・歌手 | 覚醒剤 | 4度目 | 懲役2年4カ月 | |||
2004年 | 9月田代まさし | 元タレント | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役3年6カ月 | |||
2005年 | 4月岡村靖幸 | ミュージシャン | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年6カ月 | |||
2005年 | 6月DAISHI | ミュージシャン | Psycho le Cému | 覚醒剤 | 懲役1年10カ月執行猶予3年 | |||
2005年 | 8月中村銀之助 | 歌舞伎俳優 | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
2005年10月 | YOU THE ROCK★ | ヒップホップMC | 大麻 | 1度目 | 懲役8カ月執行猶予3年 | |||
2006年 | 2月西川隆宏 | ミュージシャン | 元DREAMS COME TRUE | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年6カ月 | ||
2006年 | 5月大森隆志 | ミュージシャン・ギタリスト | 元サザンオールスターズ | 大麻 | 覚醒剤 | 懲役2年6カ月執行猶予4年 | ||
2006年 | 7月ソーン・ツェフ・イワン | 元タレント | 元いいとも青年隊 | 大麻 | ||||
2007年 | 笑福亭小松 | 落語家 | 覚醒剤 | 2度目 | ||||
2007年10月 | 赤坂晃 | 俳優・元アイドル歌手 | 元光GENJI | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||
2007年11月 | 高橋祐也 | 俳優・ミュージシャン | 覚醒剤 | 3度目[4] | 懲役1年6カ月 | |||
2007年11月 | 桂銀淑 | 演歌歌手 | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
2008年 | 2月岡村靖幸 | ミュージシャン | 覚醒剤 | 3度目 | 懲役2年 | |||
2008年 | 2月加藤来門 | ミュージシャン | smorgas | 大麻 | 起訴猶予 | |||
2008年10月 | 加勢大周 | 俳優 | 大麻 | 覚醒剤 | 懲役2年6カ月執行猶予3年 | |||
2008年11月 | 倖田梨紗 | AV女優 | 大麻 | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||
2008年11月 | ジョン・健・ヌッツォ | テノール歌手・声楽家 | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
2009年 | 1月小向美奈子 | グラビアアイドル | 覚醒剤 | 1度目 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |||
2009年 | 2月鈴木茂 | ミュージシャン | 元はっぴいえんど | 大麻 | 懲役6カ月執行猶予3年 | |||
2009年 | 2月倖田梨紗 | AV女優 | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年4カ月 | |||
2009年 | 4月中村俊太 | 俳優 | 大麻 | 起訴猶予 | ||||
2009年 | 6月笑福亭小松 | 落語家 | 覚醒剤 | 3度目 | 懲役1年6カ月 | |||
2009年 | 6月愛沢ひな | AV女優 | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
2009年 | 8月押尾学 | 俳優・ミュージシャン | 合成麻薬 | 懲役1年6カ月執行猶予5年 | ||||
2009年 | 8月酒井法子 | 女優・歌手 | 覚醒剤 | 懲役1年6カ月執行猶予3年 | ||||
2009年 | 9月成田昭次 | 歌手 | 元男闘呼組 | 大麻 | 懲役6カ月執行猶予3年 | |||
2009年12月 | 詩音 | R&B歌手 | ケタミン | 懲役1年執行猶予3年 | ||||
2009年12月 | 赤坂晃 | 元俳優・元アイドル歌手 | 元光GENJI | 覚醒剤 | 2度目 | 懲役1年6カ月 | ||
2010年 | 2月YOU THE ROCK★ | ヒップホップMC | 大麻 | 2度目 | 懲役8カ月 | |||
2010年 | 3月中村耕一 | ミュージシャン | JAYWALK | 大麻 | 覚醒剤 | コカイン | 2度目[5] | 懲役2年執行猶予4年 |
2010年 | 8月清水健太郎 | 俳優・歌手 | 覚醒剤 | 5度目 | 懲役1年10カ月 | |||
2010年 | 9月田代まさし | タレント | 大麻 | 覚醒剤 | コカイン | 3度目 | 懲役3年6カ月 | |
2011年 | 2月小向美奈子 | ストリッパー・元グラビアアイドル | 覚醒剤 | 2度目 | 証拠不十分で処分保留 | |||
2011年 | 4月コスガツヨシ | ミュージシャン | cro-magnon | 大麻 | ||||
2011年 | 8月高橋あゆみ | ファッションモデル・DJ | 大麻 | 覚醒剤 | 懲役2年執行猶予3年 | |||
2011年11月 | 田中千鶴 | 芸能事務所社長・元アイドル | 元東京パフォーマンスドール[6] | 覚醒剤 |
- 職業及び所属グループなどは逮捕当時のもの。
- 「刑罰等」の空欄は未確認若しくは公判の手続開始前ないし審理中。
脚注
- ^ a b c 止まらない芸能界のドラッグ汚染 - “薬”を手放せない悲しき業界 『日刊サイゾー』 2009年5月号
- ^ 警視庁長官(当時)安藤隆春の記者会見 平成21年8月20日
- ^ 「薬物犯罪からの安易な復帰を容認していると世間に取られかねず、それでは示しがつかない」などの理由で、事件発覚当時に所属していた芸能事務所が所属タレントとの共演を拒否するケースや、かつて所属していたグループ・バンドが共演を拒否するケースもある。
- ^ 芸能界デビュー前の1998年1月(当時未成年)と2000年10月の計2度、覚醒剤使用で逮捕されている。
- ^ JAYWALK結成前の1977年に大麻所持で1度逮捕されている。懲役1年6カ月、執行猶予2年。
- ^ “元アイドル田中千鶴容疑者 覚せい剤容疑”. 日刊スポーツ. (2011年11月28日) 2011年11月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ニュース特集:芸能界薬物汚染(朝日新聞)
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