花見川車庫の編入と再分割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 05:36 UTC 版)
「京成バス長沼営業所」の記事における「花見川車庫の編入と再分割」の解説
長沼営業所はしばらく草野車庫のみを管轄していたが、周辺エリアの住宅地造成による路線新設や1991年の千葉都市モノレール開業による運行形態見直しなど数々の路線再編を経て、2000年(平成12年)から旧佐倉営業所の下にあった花見川車庫を配下に加えた。 2000年に入ると佐倉市とその周辺を担当する佐倉営業所(田町車庫)が京成バス本体を離れることになり、子会社ちばグリーンバスが設立された。一方、同じ佐倉営業所管轄である花見川車庫は引き続き京成が受け持つことになったが、距離的に近い長沼営業所の管轄に変更された。こうして、2000年7月16日以降は花見川団地線や花見川南線、角栄団地線が花見川車庫の担当となり、その他の佐倉営業所の路線、すなわち田町車庫担当路線がちばグリーンバスによって運行されるようになった。しかし、ちばグリーンバスは佐倉市内を中心に担当することになったが、赤字路線の割合が高く、乗客の動向変化も相まって不採算路線の整理がその後も順次進められていった一方、佐倉市内の一般路線で唯一京成バスに残っていた角栄団地線は比較的輸送密度が高かったが、志津駅南口に乗り入れる他の路線バスはちばグリーンバスのみで、他の京成バスの路線とは孤立した存在となっていた。 詳細は「ちばグリーンバス#ちばグリーンバスの設立」を参照 このような状況の中で、2012年10月16日より角栄団地線がちばグリーンバスに移管されることになり、担当の車庫もちばグリーンバス設立前と同じ田町車庫となった。結果的に佐倉市内の京成バスの一般路線は消滅し、マイタウン・ダイレクトバス千葉北・四街道ルートのみが残っている。そして、2012年12月23日には残りの花見川団地線、花見川南線、実籾線が習志野出張所の開設により、これらの路線を習志野出張所に移管し、花見川車庫はバスの折り返し場、乗務員の休憩所としての機能のみとなった。 「京成バス習志野出張所#船橋営業所の閉鎖と習志野出張所の開設」も参照 なおこれ以前にも船橋営業所(花輪・三山両車庫。現・新都心営業所習志野出張所)との路線の交換が行われていて、一時期はJR総武線津田沼駅への系統も担当していたことがある。
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