花園学園七不思議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 23:55 UTC 版)
「いつでもこの世は大霊界!」の記事における「花園学園七不思議」の解説
花園学園全体に伝わるものではなく、高等部のみに伝わるものなので正確に言えば「花園学園高等部七不思議」であるが、作中では「花園学園七不思議」と表記される。 新聞部が定期的に発行している「花園TIMES」の特集記事である「プロジェクト7」によって取り上げられる事となる。 一、階段の怪談 部室棟の階段は十二段しかないはずが、時たま存在しないはずの十三段目が現れる。 今から五年前、当時の新聞部部長はその十三段目の階段に遭遇してしまい、恐ろしさから二階に位置する新聞部の部室に近づけないようになってしまった。それから新聞部は衰退の一路を辿るようになったという。 二、壁に浮き出る猫の影 映画研究部の部室の壁には、猫の形のしみがあり、消しても消してもすぐにまた浮き出てくる。 かつて、スプラッター映画を撮ろうとした部員が、実際に猫を殺したために祟られてしまったとされている。噂とは違い、部室には猫の形のしみなど存在していなかったため、単なる作り話だと思われていた。しかし最近になって、部室に本当に猫の形のしみが浮き出るようになり、猫の鳴き声を聞いた部員も多数出るようになったので、再び噂が信じられるようになった。 三、穴便所の怪 高等部の校庭にある穴便所のトイレに入ると出てこられなくなる。 体育の授業の時に、女子生徒がこのトイレに入っていくのを、見学していた別の生徒が目撃した。しかし女子生徒は授業が終わってもトイレから出てこなかった。気になった生徒は、外から女子生徒に呼びかけたが、女子生徒からの返事はなく、生徒は怖くて中に入って確かめることができなかったという。 四、ひとりで鳴るピアノ 誰もいないはずの真っ暗な音楽室から夜な夜なピアノ音が聞こえてくる。 多くの人物が実際にそのピアノの音を聞いている。演奏技術は大変稚拙なものだが、日が経つにつれ少しずつ上達しているという。 五、のろいの石碑 校門の傍の石碑に関わると、不幸がその身に降りかかる。 石碑の表には「飛びだすな、車は急に、止まれない」という交通安全標語が刻まれており、裏には交通事故死した花園学園初代理事長・花園ナツの命日が刻まれている。そのため、ナツの死を悼んで立てられたものだと大多数の人は思っているが、実際にはナツは生前から石碑を立てるよう希望していた。そのため一説では、ナツは生前から自分の死を予知していたのではないかとも言われている。その不思議な石碑には、蹴っ飛ばした生徒が怪我をした、撤去しようと提案した者が入院した、といった不吉な噂が流れている。 六、花園ナツのたたり 花園ナツの銅像の前を通ったカップルには、必ず別れが訪れる。 校門から校舎に向かう時に必ず通ることになる、花園ナツの銅像の前を通ったカップルは破局してしまうという噂。校内のカップルの間では恐れられており、その前を通る時は別々に歩くという風景が見られる。それはナツがかなり規則に厳しい人だったから、あるいは非常に嫉妬深い人だったからとも言われている。いずれにせよナツはかなりの変人であったという。 七、秘密の花園 花園学園で秘密の花園を見つけたカップルは永遠に結ばれる。 花園学園の敷地内には名称とは違って、花園と呼ばれる場所はない。実際にどこかに「秘密の花園」が存在するのか、あるいは何らかの謎解きになっているのか、長年明かされないままになっている。
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