統一教会の純潔運動
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新宗教・世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会。2015年8月に改称)の教義では、不倫やフリーセックスを厳しく戒めており、教祖文鮮明に認められた夫婦間の性交以外のあらゆる性行為は堕落した行為とされ、禁止されている[要ページ番号]。 統一教会は日本や韓国などで、様々な団体(日本では1992年以降、「Pure Love Alliance-Japan」(PLA-japan, 日本純潔同盟)、「真の家庭運動推進協議会」、「日本青少年純潔運動本部」、「世界平和女性連合」など)を通じて、純潔運動を行って来た。これは統一教会の教義の中の「純潔」に対する理念を世間に広めていく目的があるとされるが、さらには統一教会が推奨する「合同結婚式」への参加者を獲得する目的を併せ持っていると見られている。全国各地で開かれている大会の中で「純潔を守ること」や「不倫をしない」などの誓いをさせ、その印として合同結婚式で飲む「聖酒」と呼ばれる宗教的酒を混ぜた「ピュア・ラブ・キャンデー(ホーリーキャンデー、純潔キャンデー)」を舐めさせたり、「聖酒」そのものをワインと称して飲ませ、署名を書かせるなどの活動を長年にわたって行なってきた。その署名の数が合同結婚式の参加者の人数に加えられていたりもした)。 その活動は街頭や戸別訪問のみならず、公立幼稚園・小・中・高等の学校にも及び、統一教会の活動と知らずに歓迎して受け入れた学校も、少なからずあった。日本や韓国で統一教会に反対する者たちが統一教会の運動であることを呼びかけて警鐘を鳴らしている一方、『純潔運動』を推進している他の団体との協調関係も進行していると言われている。
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